爆上戦隊ブンブンジャー:追加戦士“ブンバイオレット”宮澤佑 苦節十年、つかんだ戦士のライセンス “ブンオレンジ”相馬理との縁も

「爆上戦隊ブンブンジャー」でブンバイオレット/焔先斗を演じる宮澤佑さん
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「爆上戦隊ブンブンジャー」でブンバイオレット/焔先斗を演じる宮澤佑さん

 スーパー戦隊シリーズ「爆上戦隊ブンブンジャー」(テレビ朝日系、日曜午前9時半)に、追加戦士ブンバイオレット/焔先斗(ほむら・さきと)役で第16話(6月16日)から出演する宮澤佑さんにインタビュー。オーディション秘話や、ブンオレンジ/振騎玄蕃役の相馬理さんとの“縁”を聞いた。

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 ◇まさか29歳で! 事務所の先輩・酒井一圭&白川裕二郎に報告したい

 宮澤さんは1995年4月3日生まれ、静岡県出身。身長180センチ。これまで男性ファッション誌のモデルとして活動してきたほか、俳優としてもさまざまなドラマ、舞台に出演。特撮ドラマ「仮面ライダーリバイス」「仮面ライダーガッチャード」にもゲストで出演した。

 芸能活動を始める前は、サッカー少年だった。

 「小・中・高とずっとサッカーをやっていて、高校も全国大会で出るぐらいの学校で、プロを目指していました。でもケガが多かったこともあって、スカウトをきっかけに、興味のあった芸能活動を始めました」

 芸能活動を始めた19歳の頃から、特撮作品のオーディションを受け続けてきたという。

 「特撮のオーディションには、これまで10回以上落ちてきました。自分も昔『百獣戦隊ガオレンジャー』(2001~02年)や『忍風戦隊ハリケンジャー』(2002~03年)といった作品を見ていて、めちゃくちゃ憧れていたんですが、ことごとく落ちて……。悔しかったですが、“いつかは!”って思いながら受け続けてきました」

 今回のブンバイオレット役のオーディションが「最後の機会」だと考えていた。

 「“焔先斗”という役の設定が、とても自分の中でしっくりきたというか……焔先斗は俺しかいない、これで落ちたら一生受からないな、と。でも正直な話、落ちることが当たり前だったので、半ば諦めの気持ちもあり、出演が決まったときは、まさか29歳で決まるとは!と、うれしさよりも驚きの方が大きかったです」

 出演報告を誰にしたいかを尋ねると、所属事務所の先輩であり、ヒーローの先輩でもある「純烈」の酒井一圭さん(ガオブラック)、白川裕二郎さん(カブトライジャー)の名前を挙げる。「直接お会いする機会があまりないので、喜んでくださったらうれしいです! いつか一緒にスーパー戦隊のお話ができたら!」と声を弾ませた。

 ◇大きな闇を抱えながら生きてきた先斗 成長見守ってほしい

 現在29歳で「ブンブンジャー」メンバーの中では最年長となる。撮影現場の雰囲気を聞くと、「みんな本当にフレッシュで仲が良いと思います! (あいさつ前)メーク室にいるとき、みんなが『ブンバイオレットどんな感じなのかな?』って走りながら見に来てくれて、めちゃくちゃ可愛いなって(笑い)。途中参加になりましたが、すごい優しい子たちで、一緒にいて楽しいです」

 戦士の中では、ブンオレンジ/振騎玄蕃役の相馬理さんと年が1歳違いで、よく話すという。そんな相馬さんとは縁があるといい「同じ静岡出身で、実は僕の通っていた高校の真裏にある高校に、理が通っていたんです! もしかしたら当時、道ばたですれ違っていたのかも知れない(笑い)。理とは、撮影の合間に一緒にフットサルしたり、仲良くさせてもらっています」とほほ笑んだ。

 演じる焔先斗は、宇宙でのトラブルから子供のケンカまで、あらゆるもめ事の解決を図る“始末屋”。こじれた事態を「カオス」と呼んで楽しむ迷惑な性格で、どんな環境も楽しむことを優先する。地球出身だがとあるきっかけで地球を去り、相棒ビュン・ディーゼル(声:花江夏樹さん)と共に数多の修羅場を潜ってきた。十数年ぶりに地球にやってきたため、地球の常識を忘れがち……というキャラクター。

 宮澤さんは、先斗について「幼少期につらい経験をして宇宙に出たのですが、大きな闇を抱えながら生きてきた人物。空気が読めないところもあるのですが、それも彼のバックボーンゆえだと思っています」と紹介。

 壮絶な人生を歩んできたため、あまり他者を信じることはないが「自分の“信じているもの”に対してとてもまっすぐな人間」とも説明し、「相棒のビュンディーは、兄貴的な存在であり、心のよりどころ」と明かした。

 今後の見どころについて「そんな先斗が、どうやって地球になじんでいくのか、感情を理解していくのか。ブンブンジャーの物語と一緒に、先斗の成長を見守ってほしいです!」とアピールした。

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