6月19日に26歳の誕生日を迎えた俳優の広瀬すずさん。10代の頃からスポットを浴び、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)のヒロインなどを経て、今もドラマや映画、CMと幅広く活躍を続けているが、今から10年前は? ここでは、当時(2014年)15~16歳で出演し、花嫁姿が「可愛すぎる」と話題となるなど、ブレークのきっかけとなったCMについて紹介したい。
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広瀬さんは1998年6月19日生まれ、静岡県出身。2012年、女性ファッション誌(現・ティーン向けメディア)「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)の専属モデルオーディションで「ミスセブンティーン2012」に選ばれると、2013年には連続ドラマ「幽かな彼女」(フジテレビ系)に出演し、俳優としての一歩を踏み出した。
そんな広瀬さんは翌2014年、結婚情報誌「ゼクシィ」(リクルート)の7代目CMガールに抜てきされる。同CMは「新人俳優の登竜門」などと呼ばれ、広瀬さんより前に、加藤ローサさん、倉科カナさん、松井愛莉さんらが務め、広瀬さんの後も新木優子さん、吉岡里帆さん、佐久間由衣さんらを輩出。現在は茅島みずきさんが“14代目CMガール”として、雑誌や広告に登場している。
広瀬さんは、2014年5月に7代目CMガールとしてメディアにお披露目され、ウエディングドレス姿を披露。第1弾CM「プロポーズされたら、ゼクシィ 広瀬すず」編では、プロポーズされる女性の喜び・驚き・感動・ときめきを顔の表情のみで演じた。後の“人気俳優・広瀬すず”の片鱗をのぞかせると、続く「チャペル」編では、目に涙を浮かべる花嫁姿が「可愛すぎる」と話題となった。
その後の広瀬さんだが、2014年末には、「ゼクシィ」CMと同じく“登竜門”的な位置づけの全国高校サッカー選手権大会の応援マネジャーに選ばれ、2015年1月期放送の「学校のカイダン」(日本テレビ系) で、連続ドラマに初主演。同年には是枝裕和監督の映画「海街diary」にメインキャストの一人として出演し、細田守監督の劇場版アニメ「バケモノの子」では声優に初挑戦。特に「海街diary」の演技は高い評価を受け、期待の若手俳優として大きく注目を集めた。
2016年に入ると、映画単独初主演となる「ちはやふる」が公開。さらに、厳しい演技指導をすることで有名な李相日監督がメガホンをとった映画「怒り」では、渡辺謙さんや宮崎あおいさん、妻夫木聡さん、綾野剛さん、松山ケンイチさんら、名だたる共演者に交じっても存在感を失わず、難役を演じ切った。
また是枝監督と再びタッグを組んだ2017年公開の映画「三度目の殺人」の演技で「第41回日本アカデミー賞」の最優秀助演女優賞に輝くなど、10代後半で、一気にスターダムへと駆け上がった広瀬さん。現在の活躍にもつながる快進撃の始まりは、やはり10年前の「ゼクシィ」CMだったと言えるのではないだろうか。
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