風都探偵：劇場版アニメ「仮面ライダースカルの肖像」11月8日公開　仮面ライダーW誕生の夜“ビギンズナイト”描く　鳴海荘吉役は津田健次郎

　特撮ドラマ「仮面ライダーW」の続編マンガが原作のアニメ「風都探偵」の劇場版「風都探偵 仮面ライダースカルの肖像」が制作され、11月8日から期間限定上映されることが明らかになった。劇場版は、人気のエピソード「ビギンズナイト」がアニメ化され、仮面ライダーWが誕生した夜、左翔太郎とフィリップ、鳴海荘吉に身に起こった出来事が明かされる。鳴海荘吉はアニメ初登場となるキャラクターで、声優の津田健次郎さんが鳴海荘吉を演じることも発表された。

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　劇場版のティザービジュアルも公開された。真っ赤に染まる風都の街とガイアメモリを持つ女性のシルエットを背景に、仮面ライダースカルが描かれている。特報映像も公開され、津田さん演じる鳴海荘吉が名ぜりふ「さあ、お前の罪を数えろ」を放つシーンが収められている。

　劇場版は、2022年8月から動画配信サービス「U-NEXT」で配信されたシリーズアニメ「風都探偵」に続き、椛島洋介さんが監督を務め、スタジオKAIが制作する。

　鳴海荘吉役の津田さんは「鳴海荘吉というめちゃくちゃカッコいいおじさんを演じさせていただけて非常にうれしかったです。頑張らなければという思いで収録に臨みました。『風都探偵』をお好きな方はもちろんのこと、これまでの流れをご存じない方でも楽しめるようにできているので、ぜひ見ていただけたらなと思います。よろしくお願いいたします！」とコメントを寄せている。

　左翔太郎役の細谷佳正さんは「シリーズアニメが終わってしまって、こういうものなのか……とあっけなさを感じていたのですが、また『風都探偵』に関わる機会をいただけてうれしかったです。『風都探偵』ファンの方にも、視聴者の皆さんにも喜んでいただける仕掛けになっています。お楽しみに！」と話している。

　フィリップ役の内山昂輝さんは「制作決定の知らせを伺った時は、まさかまた変身できるとは……と最初に思い、そして、次はどのような物語がアニメで描かれるのか気になってワクワクしました。さまざまな注目すべきキャラクターが登場する盛りだくさんの内容になっています。重厚な人間ドラマや、ド迫力の熱いバトルをぜひご覧ください！」と語っている。

　劇場版の上映決定を記念し、シリーズアニメ「風都探偵」が、U-NEXTに加え、Amazonの「Prime Video」など各種動画配信サービスでも配信されることが発表された。7月1日から順次配信される。「仮面ライダーW」が、7月27日からYouTubeで順次配信されることも発表された。

　「風都探偵」は、2017年8月から「週刊ビッグコミックスピリッツ」（小学館）で連載中。左翔太郎とフィリップのバディー探偵、謎の美女・ときめが、風都で巻き起こる新たな怪事件に立ち向かう姿が描かれている。マンガ「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」などで知られる三条陸さんが脚本、イラストレーターの寺田克也さんがクリーチャーデザイン、東映の塚田英明さんが監修を担当するなどドラマのスタッフが再集結した。

　◇スタッフ（敬称略）

　監督：椛島洋介▽副監督：種村綾隆▽脚本監修：三条陸▽脚本：樋口達人▽キャラクターデザイン・総作画監督：蛯名秀和▽総作画監督：小松原聖▽メインアニメーター：木村和貴、小畑賢、横屋健太、柴田駿▽音楽：中川幸太郎、鳴瀬シュウヘイ▽エグゼクティブプロデューサー：塚田英明▽スーパーバイザー：小野寺章▽アニメーション制作：スタジオKAI

　◇キャスト（敬称略）

　左翔太郎：細谷佳正▽フィリップ：内山昂輝▽ときめ：関根明良▽鳴海亜樹子：小松未可子▽照井竜：古川慎▽万灯雪侍：小野大輔▽鳴海荘吉：津田健次郎