オモウマい店:2代目店主、具材の鍋投入は「ノールック」 親子4人の家族経営「損して得を取れ」で安易な値上げに反対

7月16日放送の「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」に登場する「かつ丼(大盛り)」(1000円)=中京テレビ提供
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7月16日放送の「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」に登場する「かつ丼(大盛り)」(1000円)=中京テレビ提供

 想像を超える“びっくりなお店”を紹介するバラエティー番組「ヒューマングルメンタリー  オモウマい店」(中京テレビ・日本テレビ系、火曜午後7時)。7月16日の放送は、客にとってボリュームと値段が「両立」し、具材を「ノールック」で中華鍋に投入する粋な料理が目を見張る茨城県桜川市の食堂を紹介する。

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 小鉢、漬物、みそ汁付きの「かつ丼(大盛り)」(1000円)は、ボリュームのあるトンカツをごはんの上で3段分乗せている。卵に閉じられたカツが山のように積み上がっているため、どんぶりからこぼさないように食べるには、上段のカツを小皿に取り分ける必要がある。

 コシヒカリの上にかた焼きそば2.5つかみを乗せ、さらに具だくさんのあんかけをかけた「よくばり中華丼」も、小鉢、漬物、みそ汁付きで850円。ほかにも、レバーと栃木県産ニラ、タマネギ、キャベツなどを炒めた「ニラレバー定食(ごはん大盛り)」(1000円、
小鉢、漬物、みそ汁付き)が人気。「この値段でこの味、出せると思いません」と客も驚いている。

 麺類も 「チャーシューメン(900円)、「ピリ辛味噌ラーメン」(950円)、野菜7種の「もやしそば」(700円)など種類が豊富。自家製スープは、豚骨、にぼし、昆布などを加えて継ぎ足されてきたもの。

 家族経営で、70歳の父親が50代で創業し、昨年末、40代の次男に代替わりしたばかり。以降も、2代目店主に加え、父親、母親、店主の兄(長男)という4人で運営している。2代目は店で働きはじめて19年目。仕込みも調理もメインで担当する。客席の様子を見つつ、具材をノールックで中華鍋に投入するなど、手際の良さが目を見張る。

 近年の原材料高騰は店を直撃しているが、野菜の一部を自家栽培したり、唐揚げを手作りしたりすることで値上げを控えている。「損して得を取れ」をモットーにする先代は、安易な値上げには反対だ。背景には、創業当初の「ある状況」が大きく影響しているという。

 番組MCは、タレントのヒロミさん、進行はお笑いコンビ「バイきんぐ」の小峠英二さん、ゲストに、俳優の髙嶋政宏さん、お笑いコンビ・エルフが登場する。

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