ベルサイユのばら:新作劇場版アニメ 革命記念日に美術設定画公開 美しきベルサイユ宮殿、ジャルジェ家、オペラ座

劇場版アニメ「ベルサイユのばら」のベルサイユ宮殿庭園(愛の神殿)の美術設定画(C)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会
1 / 7
劇場版アニメ「ベルサイユのばら」のベルサイユ宮殿庭園(愛の神殿)の美術設定画(C)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会

 池田理代子さんの名作マンガ「ベルサイユのばら」の新作劇場版アニメの舞台となるベルサイユ宮殿、オペラ座などの美術設定画が7月14日、公開された。7月14日は、フランス革命の発端となったバスティーユ牢獄襲撃を記念するフランスの革命記念日。同作のオスカルやマリー・アントワネットが懸命に生き抜いた激動のフランス革命の記念日を受けて、新たな情報が公開された。

あなたにオススメ

 マリー・アントワネットが暮らすベルサイユ宮殿、オスカルが家族と暮らすジャルジェ家、フランス革命とも関係が深いパリの歴史的な場所であるコンコルド広場、オスカル、マリー・アントワネット、フェルゼンが出会う仮面舞踏会の会場であるオペラ座と、重要なシーンの美術設定画が公開された。

 新作劇場版では、「犬王」や「ベルセルク」3部作を手がけてきた中村豪希さんが美術監督を務める。中村さんは「ベルサイユ宮殿含め当時の貴族社会を華やかに彩った豪華な建物の装飾などは手数を入れて描き込んでいくことでしか表現できませんので、そこはこだわった点であり、併せて苦労した点でもあります」と語っている。

 注目ポイントとして「ベルサイユ宮殿は外観、内観含めまして可能な限り資料を調べ、それぞれ個性的な室内の装飾、庭園の雰囲気などを再現しておりますので、注目してみていただければ幸いです。パリの街中などは監督のこだわりでもありますが革命に向かって雰囲気が変わっていく様も表現しておりますので注目していただければと思います」と話している。

 「ベルサイユのばら」は、1972~73年に「週刊マーガレット」(集英社)で連載された池田さんの名作マンガ。18世紀後半のフランス革命の時代、男装の麗人オスカルと、隣国オーストリアから嫁いできた純真無垢(むく)な王妃マリー・アントワネットらの愛と人生が美しく描かれた。

 劇場版アニメは、「アオハライド」「チア男子!!」などの吉村愛さんが監督を務め、「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズの金春智子さんが脚本、「初恋モンスター」などの岡真里子さんがキャラクターデザインを担当。「進撃の巨人」などの澤野弘之さんが音楽プロデューサーを務め、澤野さんとKOHTA YAMAMOTOさんが音楽を手がける。「呪術廻戦」「チェンソーマン」で知られるMAPPAが制作する。

 沢城みゆきさんがオスカル、平野綾さんがマリー・アントワネット、豊永利行さんがアンドレ、加藤和樹さんがフェルゼンをそれぞれ演じる。2025年新春に公開される。

写真を見る全 7 枚

アニメ 最新記事