アイドルグループ「乃木坂46」の弓木奈於さんが、初写真集「天使だったのか」（ワン・パブリッシング）を7月23日に発売した。持ち前の独特のワードセンスで、個人でバラエティー番組で活躍する弓木さんだが、写真集ではタイトル通り“天使”のような正統派アイドルの魅力を見せる。初の水着＆ランジェリーショットも披露し、オトナの一面も見せた今作。制作秘話を本人に聞いた。（インタビュー前編）
◇“一番のふわやか”は
乃木坂46・4期生として加入し5年目。写真集のオファーを受けた際「まさかこのタイミングで！？」と驚いたという。
「先輩や同期が写真集を出しているのを見て、私もいつか出せたら良いなと思っていたのですが、もっともっと頑張って、たくさんの方に受け入れてもらってからだ！と考えていました。うれしさも感じつつ、聞いたときはすごく驚いちゃいました」
撮影地のタイ・プーケットに向かうまでは「不安でいっぱいでした」と振り返る。
「同期の写真集を見て『可愛い！ 私大丈夫かな』と頭を抱えちゃって（笑い）。自信がなかったのですが、同期のみんなが褒めてくれたんです！ 私になんとか自信が付くように『可愛いよ！』とかたくさんの応援の言葉をくれて……。出発する前日は、遠藤さくらと“固い握手”をしました。頑張ってねって言葉をくれて、そんな同期たちの応援にとても励まされました！」
自ら決めた写真集のテーマは「ふわやか」。
「“ふわっとやわらか”という意味なのですが、私あまり自分の言葉に違和感を覚えたことがなくて、初めてスタッフさんにお伝えしたとき『ふわやか！？』って驚かれて、通じないか……と（笑い）。雰囲気とか写真の質感が、パキッとしているより、光や影でふわっとしている感じが良くて、“ふわやか”とお伝えしました。スタッフさんたちがくみ取ってくださり、『これ“ふわやか”かな？』『これです！ これです！』みたいなやり取りをしながら撮影しました！」
写真集の中で“一番のふわやか”を聞くと、部屋着姿でベッドに横たわり、シーツにくるまったカットを挙げた。
「これが一番“ふわやか感”が出ました！ “つかめるじゃん！”って思うぐらいの近い距離感もお気に入りで……（脚の血管も）見えるぐらい近いです（笑い）。ベッドに入ると、どうしてもゆるっとなってしまうので、そんな私の素の表情も収めてくださいました」
◇家族と先輩・鈴木絢音のエールも励みに
初の水着＆ランジェリーショットにも挑戦した。「すごく緊張していたのですが、ファンの皆さんに普段の私とのギャップでびっくりしてもらえたらうれしいな、と気合を入れて臨みました」とアピールする。
撮影前にはピラティスに通ったり、家でもトレーニングをして、体作りを行った。
「おなかの“くびれ”がほしくて！ 私の骨格的に人よりも骨盤をほぐした方がくびれが出るタイプらしくて、『骨盤はがし』もやりました。最初はめっちゃ痛かったですが、おかげで理想のくびれを出せました！」
そうして完成した写真集は自信作になった。
「ヘアメークさん、スタイリストさん、カメラさんの腕のおかげでステキな写真がいっぱいで、私ってこんな表情できるんだ！って新しい発見もありました。誰に見せても恥ずかしくない逸品になりました！」
写真集の制作にあたっては、京都の実家からの応援も「とても支えになりました」と振り返る。「発売が決まったとき、母は私より舞い上がっちゃっていましたし、いつも先行カットが出る度に、たくさん反応してくれます」。
お父さんに見られるのは恥ずかしくないか尋ねると「若干こっちが無視するぐらい、日頃から私が出ているものに関して連絡をくれるので、もう何を見られても恥ずかしくなくなりました（笑い）。前に、ライブにお父さんが来てくれた際、ファンの方と間違って特大投げキッスをしてしまったことがあったのですが、それよりは全然恥ずかしくないです（笑い）」と明かした。
感謝を述べる相手が、もう一人。乃木坂46を昨年卒業した、先輩の鈴木絢音さんだ。「今一番お会いしている先輩が絢音さんで、ほぼ毎日連絡を取っています。写真集のニュースでも、先行カットが出る度に『これは見物だな！』とメッセージをくれたり、SNSのオフショットにも反応してくださっていて。家族よりも反応が早いです（笑い）！ 絢音さんに早く完成した写真集を見せにいきたいです！」と声を弾ませた。
写真集はA4判、144ページ。特典として、メッセージ入りポストカードがランダムで1枚封入される。価格は2500円。
