モノノ怪:「劇場版モノノ怪」は全3章 第2章「火鼠」2025年3月14日公開 引き続き舞台は大奥

「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」のムビチケカード第1弾(C)ツインエンジン
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「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」のムビチケカード第1弾(C)ツインエンジン

 2007年にフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送された人気テレビアニメ「モノノ怪」の完全新作劇場版「劇場版モノノ怪」が全3章となることが分かった。第1章である「劇場版モノノ怪 唐傘」が7月26日に公開され、本編終了後に「二章・火鼠へつづく」という文字が現れ、続編の存在がサプライズで明かされた。第2章のタイトルは「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」で、2025年3月14日に公開されることも発表された。

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 中村健治監督は「『劇場版モノノ怪』は、テレビ版を見ていない初見の方がいきなり鑑賞しても大丈夫なようにデザインしました。続く二つの劇場版もちゃんと独立した一つの劇場作品として完結します。そして『大奥』という舞台、薬売りが『モノノ怪』を斬るという作品の型は維持されますが、味付けやバランスはそれぞれ章ごとに違うものとなります」とコメント。

 「どの劇場作品から見ても大丈夫なたたずまいとなっていますが、実は第一章をもう見られた皆さんは第二章、第三章の主人公たちと劇場で出会っています。またそれ以外の登場人物たちも引き続き『怪異』と向き合っていきます。さらに3部作全体で大きな一つの『情念』を薬売りが斬る物語にもなっています。全力で制作してまいりますので、引き続き、何とぞ皆々様、今しばらくお付きたい願いたく候!です!」と語っている。

 第2章のムビチケカード第1弾が8月2日に発売されることも発表され、デザインが公開された。天井から壁、床まで艶やかな色彩が絶え間なく続く部屋に薬売りが一人で立っているデザインとなっている。薬売りの手には天秤(てんびん)が乗っているが、まだモノノ怪の存在を知らせる気配はないよう。手前には将棋盤と駒のようなものが見えるが、いっぷう変わったデザインとなっている。ムビチケカードの購入特典として、同デザインの和紙風A4ビジュアルカードが付く。

 「モノノ怪」は、2006年にノイタミナで放送された「怪~ayakashi~」の人気エピソード「化猫」のスタッフが再集結して制作されたアニメ。「化猫」に登場した薬売りの男がモノノ怪に立ち向かう怪異譚(たん)が描かれた。スタイリッシュなキャラクターデザインに、和紙のテクスチャーなどCG処理を組み合わせた斬新な映像が話題となった。

 劇場版「劇場版モノノ怪 唐傘」は、2007年放送のテレビアニメ以来、約17年ぶりの新作アニメ。テレビアニメに続き、中村さんが監督を務め、EOTAが制作した。女たちの情念が渦巻く大奥を舞台に、薬売りが“モノノ怪”の正体を追うことになる。7月26日に公開され、カナダ・モントリオールで開催中の「第28回ファンタジア国際映画祭」で、今敏賞を受賞したことも話題になっている。

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