ワンピース エッグヘッド編
第1154話 秘策の真相 ベガパンクの勝利宣言
12月21日(日)放送分
アニメ「わたしの幸せな結婚」「メイドインアビス」などで知られるアニメ制作会社・キネマシトラスが主体となり、若手クリエーターを育成する新たなプロジェクト「グローバル・アニメ・チャレンジ」が発足されることが分かった。育成だけでなく、アニメ制作の労働環境改善も視野に入れたプロジェクトになるという。7月31日、日本総合研究所 社会価値共創スタジオで会見が開かれ、キネマシトラスの小笠原宗紀代表取締役会長、パートナーとなる日本総合研究所の谷崎勝教代表取締役社長らがプロジェクトについて説明した。
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同プロジェクトは、アニメ業界の優秀な人材が日々の業務に追われ、グローバルな視点を養う機会が限られているという問題意識から発足。日本総合研究所がパートナーとなり、独立行政法人・日本芸術文化振興会の文化芸術活動基盤強化基金を活用し、約3年間をかけて世界で活躍できる次世代クリエーターを育成する。
文化芸術活動基盤強化基金は、日本のマンガ、アニメ、音楽、現代アート、伝統芸能などの次世代クリエーターを支援する文化庁の「クリエイター等育成・文化施設高付加価値化支援事業(クリエイター等育成プロジェクト支援)」の基金で、「グローバル・アニメ・チャレンジ」が支援対象の一つとして選ばれた。国がアニメ業界の人材育成を支援することになる。
プロジェクトの発端は、日本総合研究所の研究員である安井洋輔さんが今年1月に発表したリポート「わが国アニメ産業の現状と課題」だったという。同リポートは、アニメ業界の若手の定着・育成のための賃金の引き上げ、労働条件の改善といった内容に触れられており、日本総合研究所の谷崎代表は「この内容に関心を持っていただいたアニメの業界団体の方たち、制作者の方たちからお声掛けをいただき、意見交換が始まった。その中で、キネマシトラスから文化庁の『クリエイター等育成プロジェクト支援』の申請に関する協力を求める話が来ましたので、サポートさせていただきました」と経緯を説明した。
同プロジェクトでは、育成対象として、国内の若手アニメーター、プロデューサー、演出家・監督の計6人を公募により選出する。育成対象者は、英語のマンツーマンレッスン、海外展開に関するワークショップ、海外スタジオでのインターンシップ、パイロットフィルムの制作、海外アニメイベントへの出展といった経験を積み、将来のアニメ業界に革新をもたらすリーダーとなることを目指す。
育成対象は、現在アニメ制作スタジオに所属しているクリエーターを想定しており、フリーのクリエーターが選出された場合も、プロジェクト期間はスタジオに所属することを求めるという。パイロットフィルムも育成対象者が中心となって、スタジオで制作される。ほかの作品の制作のかたわら、パイロットのフィルムの制作も手がけるとなると、制作現場の労働環境も、プロジェクト成功の鍵となる。
リポート「わが国アニメ産業の現状と課題」を発表した日本総合研究所の安井さんは「私が見る限り、労働環境の改善は、それほど進んでいないと思っております。ただ、トップのスタジオにつきましては、自らが出資するなどしてアニメ作品のIPを保有することで安定的な収入を得ている。アニメーターの方々の処遇改善は、少しずつ進んできている状況なので、その底上げのためにも、大手以外のスタジオが安定した収益を獲得できるような改革が求められてくるのでは」と語った。
プロジェクトの育成対象者の海外派遣についても、働き方を含め海外のスタジオから「学べることはないか?」とプロジェクトチームは考えているという。
小笠原さんは「これまで、厳しい環境の中から良いフィルムが生まれてきましたし、この業界は、毎年毎年天才が生まれ続けている。それを清潔な環境にした時に何が生まれてくるのかは分かりません」としながらも、「今までの厳しかった状況を引き継いでいいとは誰も思っていない」と話し、安井さんも「長時間労働の中でいい人材が生まれてきた部分もあるのかもしれませんが、多忙すぎてリタイアした人もたくさんいると思います。海外では、決められた時間の中で精いっぱい集中して自分の力を発揮するという環境で良いものが生まれているという現実があります。制作だけでなく働き方、人間的な交流などを学んで帰ってきていただけたらと思っています」と語った。
小笠原さんは、育成対象者が海外で学んだことをスタジオへ持ち帰ることで、「考え方が伝わってくるのかもしれない。個人主義では商業アニメは作れない。日本のアニメ業界がどうあるべきかを学び取りたい」と展望を語った。
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2025年12月26日 08:00時点
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