現在、テレビ朝日系の連続ドラマ「顔に泥を塗る」(土曜午後11時半)で主演を務め、公開中の映画「赤羽骨子のボディガード」(石川淳一監督)にも出演している高橋ひかるさん。そんな高橋さんの芸能界入りのきっかけとなったのが、上戸彩さんや武井咲さんらを輩出した「全日本国民的美少女コンテスト」であることはあまりに有名だ。ちょうど10年前のきょう(2014年8月5日)、「第14回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリに輝いた高橋さんの、これまでの10年を振り返るとともに、その魅力をひもといてみたい。
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高橋さんは2001年9月22日生まれ、滋賀県出身の22歳。2014年8月、「第14回全日本国民的美少女コンテスト」で、全国8万1031人の応募者の頂点に立った。当時12歳の中学1年生。「これまでは学芸会などに出ても脇役でした。もちろん、芸能活動もしたことがありません」という“普通の中学生”だった高橋さんは、一躍脚光を浴びることに。ちなみに、授賞式後に行われた会見では「将来の目標は、剛力彩芽さんのような女優さんになることです」と明かしている。
涙のグランプリ受賞から約1年半後、2016年1月公開の映画「人生の約束」で銀幕デビューを果たすと、翌2017年には、柴咲コウさん主演のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演。プライベートではこの春、高校進学を機に滋賀から上京し、東京での新生活をスタートさせていて、同年末には、第96回全国高校サッカー選手権大会の13代目応援マネジャーにも抜てきされている。
2018年に入ると、3月に開催された大型ファッションイベント「マイナビ presents 第26回 東京ガールズコレクション(TGC) 2018 SPRING/SUMMER」でランウエーデビュー。同年7月期の連続ドラマ「高嶺の花」(日本テレビ系)で、コスプレ姿が話題になると、秋には女性ファッション誌「Ray(レイ)」(主婦の友社)に加入し、モデル業も本格化させた。
デビューから数年は、「国民的美少女」然とした活動が目立っていた高橋さんだが、徐々にバラエティータレントとして頭角を現すようになる。時にキツめの関西弁で毒を吐くなど、たたみかけるような早口トークも特徴で、ラジオやYouTubeにも進出。「国民的美少女」に選ばれるほどの透明感のあるルックスとのギャップは、今や高橋さんの大きな魅力になっている。
お笑いコンビ「オードリー」の大ファン(リトルトゥース)で、アイドル好きも公言。2019年の4月期ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(日本テレビ系)の後、体調不良による活動休止もあり、一時期途絶えていた俳優業も、近年はより精力的な印象で、2021年の連続ドラマ「春の呪い」(テレビ東京系)から「顔に泥を塗る」までで、5作品に主演している。
以前のインタビューで「芝居はもちろん、ラジオもバラエティーもモデルも全部好き。どれも魅力があって一つには絞れないです」と明かし、「見ていただいている方によって受ける印象も変わると思うので、いろいろなイメージで捉えてもらえるのはうれしい」と語っていた高橋さん。この先も、さまざまな場面でマルチな才能を披露してくれるのではないだろうか。
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