解説:“即完売”のクラスターガンダムとは? 久々のガンプラ化が話題に

F90IIIY クラスターガンダムのガンプラ「MG 1/100 F90IIIY クラスターガンダム」(c)創通・サンライズ
1 / 9
F90IIIY クラスターガンダムのガンプラ「MG 1/100 F90IIIY クラスターガンダム」(c)創通・サンライズ

 人気アニメ「ガンダム」シリーズのF90IIIY クラスターガンダムのガンプラ(プラモデル)「MG 1/100 F90IIIY クラスターガンダム」(バンダイスピリッツ)が、バンダイナムコグループの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」で8月6日に予約をスタートし、“即完売”したことが、SNSを中心に話題になっている。“F90”の名を冠するクラスターガンダムとは? 話題のモビルスーツ(MS)、ガンプラについて解説する。

あなたにオススメ

 ◇F90シリーズの一機 1993年にもガンプラ化

 クラスターガンダムは、1991年公開の劇場版アニメ「機動戦士ガンダムF91」とガンプラなどが展開された「機動戦士ガンダムF90」をつなぐ企画「機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91」に登場するMS。

 サナリィ(S・N・R・I)が開発したF90シリーズの一機で、最大の特徴はコア・ブロック・システムの採用をしているところだ。コクピット部が、コア・ファイターに分離、独立し、単独運用できる。機体各所には10基のハードポイントを備え、F90シリーズの多彩なオプション兵器を装備できる。武装として、大出力火器のメガ・ビーム・バズーカや、機体と分離した状態でも稼働できる新型のビーム・シールドを装備する。

 ガンプラ「1/100 クラスターガンダム」が1993年に発売されており、食玩「FW GUNDAM CONVERGE」シリーズでも立体化されているが、「MG 1/100 F90IIIY クラスターガンダム」は久々のガンプラ化ということもあり、SNSがザワついた。

 ◇コア・ブロック・システム再現 メガ・ビーム・バズーカも

 久々のガンプラ化となったのは、マンガ「機動戦士ガンダムF90クラスター」の主役機としてクラスターガンダムが登場することになったからだ。同作は、6月26日発売の雑誌「月刊ガンダムエース」(KADOKAWA)8月号で連載をスタートし、7月26日発売の同誌9月号で、ガンプラの詳細が発表されたことも話題になった。

 ガンプラは、クラスターガンダムの特徴であるコア・ブロック・システムを再現。コア・ファイターF90IIIの各ウイングを収納し、バックパックを装着することで、コア・ブースターF90IIIになる。さらに、コア・ブースターF90IIIは、機体の背部にドッキングできる。

 ビーム・ライフル、メガ・ビーム・バズーカ、ビーム・サーベル、ビーム・シールドなどが付属。メガ・ビーム・バズーカは腰部に接続すると、ガンダムF91のヴェスバーのように構えることもできる。F90シリーズ用のミッションパックも装備できる拡張性、プレーバリューの高さも魅力だ。価格は6600円。

 ガンプラは“即完売”してしまったが、「プレミアムバンダイ」には「品切れの際は、以降月発送での受け付けを調整中でございますのでご安心くださいませ」と書かれているので、2次予約に期待したい。


写真を見る全 9 枚

アニメ 最新記事