ポツンと一軒家:もち米で“村おこし”ならぬ“村のこし”イベント 過疎を逆手にポジティブに生きる仲良し夫婦 ゲストの和田アキ子は「勇気をもらいました」

8月11日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ
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8月11日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ

 衛星写真を手掛かりに人里離れた一軒家を捜すバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後7時58分)。8月11日の放送では、岡山県の山中で築100年の家で自然と共に生活し、“村のこし”の活動に精を出す仲良し夫婦を紹介する。

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 ゲストは歌手の和田アキ子さん、モデルのゆうちゃみさん。2年ぶりのゲスト出演となる和田さんは「ポツンと一軒家で暮らしていらっしゃる方々を見ていると、自然の中での暮らしぶりに感動して涙が出てくるんです。先日もテレビで見ていて、画面に向かって『頑張ってくださいね』と声をかけていました」と語る。

 捜索隊は、衛星写真で岡山県の山奥にポツンと切り開かれた広い敷地を発見。段々畑が広がり、敷地の一角には建物が複数あるのが確認できる。ゆうちゃみさんは「これだけ敷地が広いので、大家族で暮らしていて、鶏を放し飼いしてそうですね!」とにぎやかな暮らしぶりを想像する。

 山に囲まれた川沿いの道を行く捜索隊。その先に見えてきたのは風情のある温泉街だ。そこから先は山深い景色が続く。そんな深い森の先の視界が開けると、立派な古⺠家が見えてきた。

 出迎えたのは「(番組の)大ファンなんですよ」と言う73歳の男性。祖父がこの地を開拓して移住したのが100年ほど前、かつては7、8軒の家がある集落だったが「50年ほど前からでしょうか、生活様式の変化で住人が山を下りていきました」と振り返る。そして、男性は「(両親に)不義理をしていたんですよ」と語り始める。実家を長い間出ていたそうで、さまざまな職に就いていた。父を亡くしてから実家へ戻り、母とともに暮らし始めたという。現在は、祖父が建てた築100年の家で自然とともに生活し、代々受け継いだ田畑の仕事をしながら夫婦で仲睦まじく暮らしている。

 そんな男性が17年前から始めた活動がある。それは「村おこし」ではなく「村のこし」。「過疎化が進む故郷に活気を取り戻したい」と地元産のもち米を使った大福もちなどを直売所などでイベント販売している。捜索隊はそのイベントの様子にも密着する。ゲストの和田さんは「勇気をもらいました」と感銘を受けていた。

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