チ。-地球の運動について-:テレビアニメEDはヨルシカ 「僕の中でのチ。の解釈は『知』です」

「チ。-地球の運動について-」のビジュアル(C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会
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「チ。-地球の運動について-」のビジュアル(C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会

 「第26回手塚治虫文化賞」のマンガ大賞に選ばれたことも話題の魚豊さんのマンガが原作のテレビアニメ「チ。-地球の運動について-」で、バンド「ヨルシカ」がエンディングテーマ(ED)「アポリア」を担当することが分かった。オープニングテーマは、バンド「サカナクション」が手がける。

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 「ヨルシカ」のn-bunaさんは、同作について「大変好きなマンガです。魚豊さんのマンガにはひゃくえむ。から続く人間的な熱がいつも潜んでいて、それがテーマと結び付いたときに爆発的な面白さが出てきます。チ。は『知る』ことへの熱を具現化したような作品なので、それとヨルシカで今作りたいものの共通項を、台本を読みながら考えました」とコメント。

 EDについて「アポリアは哲学の言葉で、答えのない問いや、困惑を意味します。知りようのないものを知りたいという心を、アポリアになぞらえながら書きました。歌詞に出てくる気球は、際限のない知の欲求のたとえです。気球は地表を離れて、段々高く登っていく。気球の中から下をのぞくと、地表にいた時とは違う景色、海が見えて、そこには魚の群れが白く光っている。そういう曲です。僕の中でのチ。の解釈は『知』です」と話している。

 同作は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で2020~22年に連載された。15世紀のヨーロッパを舞台に、異端思想の地動説を命がけで研究する人々の姿が描かれた。神童・ラファウは、周囲の期待に応え、当時最も重要とされていた神学を専攻すると宣言するも、以前から熱心に打ち込んでいる天文への情熱は捨てられずにいた。ある日、ラファウは、宇宙に関する衝撃的な“ある仮説”を研究する謎めいた学者・フベルトと出会う……というストーリー。

 アニメは、「サマーウォーズ」などのマッドハウスが制作する。坂本真綾さんが飛び級で大学への進学を認められた神童・ラファウ、津田健次郎さんが異端審査官のノヴァク、速水奨さんが謎の学者・フベルトをそれぞれ演じる。NHK総合で10月から毎週土曜午後11時45分に放送される。

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