新婚さんいらっしゃい!:家族経営で年間収穫1万5000個の巨大メロン農家に嫁いだスキーヤー妻 農作業を手伝ってほしかった夫は

9月1日放送の「新婚さんいらっしゃい!」の一場面(C)ABCテレビ
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9月1日放送の「新婚さんいらっしゃい!」の一場面(C)ABCテレビ

 藤井隆さんと井上咲楽さんがMCを務める長寿バラエティー番組「新婚さんいらっしゃい!」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後0時55分)。9月1日の放送は出張放送で、スキーが縁で結ばれた北海道のメロン農家夫妻が登場する。

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 MCの2人が訪れたのは、富良野市のメロン畑。ここは夫の実家で、面積はサッカーコート約5個分、ビニールハウス40棟もの巨大メロン農家だ。年間収穫量は1万5000個に上る。道西部・倶知安町出身の妻は、嫁いでまだ4カ月。家族や仲間に見守られ、新婚トークを繰り広げてくれた。

 妻は元々、保育士をしながら、冬はスキーのインストラクターを務め、基礎スキーの大会にも出場していた。基礎スキーとは、速さを競うアルペンスキーとは違い、滑りの美しさや正確さを競う採点競技のこと。当時の映像を見たMC2人も「かっこいい!」とうなる。

 一方、夫もスキー用具のチームに所属しており、あとから入ってきた妻と8年前のスキー合宿で出会ったという。「スキーをしていると普段より3割増で目が開いてかっこいい」という夫の映像も公開する。2人はチームメイトとなり、夫はとても明るい妻にひかれていたが、5年が過ぎる。

 ある日、夫妻と後輩2人の4人がプライベートで富良野に集まり、スキーを楽しんだ。夫婦がフォーメーションで滑った際の映像は、即興とは思えない息ピッタリのフォーム。爽快な滑りに、夫の心はさらに踊っていた。

 その後、後輩2人は帰ったものの、遠方から車で来た妻は、富良野で1泊することに。「ごはんでも行こうか」と夫が誘ってハシゴし、楽しい時間を過ごす。しかし深夜0時を過ぎ、眠気の限界に達した妻をホテルに送り届けた夫が、驚きの一言を放つ。

 長距離運転とスキー三昧で疲弊していた妻は、冷静な判断などできず、翌日、帰宅してから夫に電話し、前日の出来事を確認。一日中、悶々としながら農作業をしていた夫だったが、どうにか晴れて交際がスタートした。

 それから2年が経ち、結婚を意識するにつれ、夫には心配事が膨らむ。夫の農家は家族経営。できれば妻にも、農作業を手伝ってもらいたい。昨年3月、おそるおそる「うちで農作業体験してみない?」と誘ってみたところ、妻から意外な反応があった。

 今や大戦力となった妻の働きぶりを見るとともに、MC2人は富良野メロンを実食する。鮮やかな赤肉は、夕張メロンに負けない味の濃さだ。農協の出荷基準は糖度13~14度だが、提供されたものは16度以上にものぼり、2人も「あま~い!」と感動する。

 今は一緒に農作業しているときが幸せ、と言う妻。なかでも、トラクターに乗っているときは目が5割増で開く夫の姿が好きだという。そんな愛の現場を、出張収録ならではの徹底取材で紹介する。

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