あめだま:「ふたりはプリキュア」西尾大介監督×鷲尾天P 20年ぶりコンビ フルCGアニメが韓国映画祭に

「あめだま」のビジュアル(c)Baek Heena,Toei Animation
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「あめだま」のビジュアル(c)Baek Heena,Toei Animation

 韓国の絵本作家のペク・ヒナさんの絵本が原作のアニメ「あめだま」が、第29回釜山国際映画祭のワイド・アングル短編ショーケース部門に公式招待されたことが明らかになった。東映アニメーションによるフルCGの短編アニメで、「ドラゴンボールZ」「金田一少年の事件簿」「ふたりはプリキュア」などの西尾大介監督、「プリキュア」シリーズの生みの親とも呼ばれる鷲尾天プロデューサーが約20年ぶりにコンビを組んだ。

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 「THE FIRST SLAM DUNK」のダンデライオンアニメーションスタジオの制作陣が集結した。「プリキュア」シリーズなどで知られる佐藤直紀さんが音楽を手掛けた。日本国内では10月13日に札幌国際短編映画祭で国内プレミア上映され、キネコ国際映画祭でも11月2~4日に上映される。

 同作は、絵本「あめだま」「ぼくは犬や」が原作。第25回ニューヨーク国際子供映画祭の短編コンペティションアニメーションで審査委員最優秀賞、観客賞の二冠を達成、第64回ズリーン国際子供・若者映画祭の子供短編部門で審査員賞に選ばれるなど話題になっている。第29回釜山国際映画祭では、10月3、4日の上映後に原作者のペクさんと鷲尾プロデューサーによるトークも予定している。

 原作者のペクさんは「韓国で製作できなかったことは残念だが、日本の制作チームが誠実に向き合ってくれて満足できる作品が完成し、とてもうれしく思っている。絵本『あめだま』は韓国の読者に愛されてきた作品なので、韓国的な情緒や背景、アイデンティティーが曖昧になることを懸念していたが、映像制作チームはソウルで綿密なロケハンを敢行するなど、細心の注意を払ってくれた。原作を尊重する彼らの態度に深く感動した」とコメントを寄せている。

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