ダンダダン
第12話「呪いの家へレッツゴー」
12月19日(木)放送分
インタビュー(1)の続き。小学館のマンガ誌「コロコロコミック」のウェブマンガサイト「週刊コロコロコミック」で連載中のまえだくんのラブコメディーが原作のテレビアニメ「ぷにるはかわいいスライム」が、テレビ東京系で10月6日から毎週日曜午後11時45分に放送される。主人公の少年・河合井コタローと、彼が作ったスライム・ぷにるのドキドキな生活を描くマンガで、変幻自在な体で超絶美少女の姿に大変身したぷにるの自由気ままな言動に、コタローが振り回される。“コロコロコ史上初の異色のラブコメ”として話題になり、「次にくるマンガ大賞2022」のウェブマンガ部門の4位にランクインするなど人気を集めている。ぷにる役の篠原侑さん、コタロー役の梅田修一朗さんに、収録の裏側を聞いた。
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篠原さん よく分からない感覚なのですが「絶対、私」となぜか思ったんです。「私なら理解できる、この癖を理解して、出力できるはず……」という自信のようなものがありましたし、「私がやりたい!」という直感がありました。不思議な感覚なのですが、そういう気持ちが強かったんです。
梅田さん オーディションの時、侑さんのぷにるの声を聞いて、僕も自然にコタローを演じられたました。自然に作品のテンション感になじめたなと感じていました。
梅田さん そうですね。誰かが演じているぷにるというよりは、ぷにるだ!となったんです。きっと運命的なキャラクターなんでしょうね。
篠原さん うれしい!
梅田さん 現実ではみんなにツッコまれているんですけど。
篠原さん 天然ボケなんですよ。普段は私がボケてもツッコまないよね。
梅田さん ボケに気づけなくて(笑い)。僕は天然ボケのつもりはないけど……。侑さんがツッコんでくれる安心感があります。侑さんは座長として誰よりも周りを見ているし、みんなを巻き込んでくる。安心感があって、僕は気が楽になって、素が出ているのかも。
篠原さん 女の子の可愛さとまた違うけど、女の子の可愛さを出すこともあって、小さい男の子のような可愛さ、あどけない子供だからこその可愛さもあったりして、いろいろな可愛いを見せてくれます。格好良くもなく、可愛くなりすぎもせずに、ぷにるだからの可愛さがあると思いながら演じています。
篠原さん 客観的に聞くと自分の声に近いかもしれません。中身も近いと言ってしまうと語弊はあるのですが…(笑い)。ただ、すごく近しい存在だなと思いました。
篠原さん うんち!
(一堂沈黙)
梅田さん 今、篠原さんは「うんち!」と言いました。
篠原さん ちゃんと翻訳してよ(笑い)。コロコロ的な展開でうんちをひり出そうとするシーンがあって、今までの自分の中にはない引き出しで、「可愛くひりだす」などとディレクションをいただき、これは可愛いのかな?となったり。
梅田さん スタッフの審議が行われていました。真面目に「ひりだす」について審議していまして。
篠原さん いろいろやったのですが、結局「ダビングの時に検討するので、今の時点でどれを使うかは明言できません」となりました。人生で想定していない演技プランがこうやって現れることもあるんだな……と学びました。
梅田さん みんなで収録できたのもよかったですよね。
篠原さん みんながいたから“出せた”ところもあるかもしれません。
梅田さん どっちの出すなの!? ツッコミ、ボケが多く、アドリブも多いのですが、皆さんがさまざまなアイデアを出してくるので、アドリブ合戦が始まるんです。ホネちゃん役の越後谷コースケさんの引き出しがすごくて、ぜひ、ホネちゃんのいろんなところに注目してほしいですね。最強のアクセントになっています。みんな、うるさいんですよ。音響監督の丹下(雄二)さんが返しのボリュームを上げていました。
篠原さん 笑いの絶えない現場です。
梅田さん 学校の教室みたいな空気感でしたよね。チーム感がどんどんでてきました。
梅田さん 名前だけ知っている方、ずっと好きな方などいろいろな方がアニメを楽しみにしてくださっていると思いますが、多分ご期待のものになっていますし、アニメならではの演出、せりふもあるので、ぷにる成分をさらに補充していただき、これから充実したぷにるのある生活を送ってもいただけるとうれしいです。よろしくお願いします。
篠原さん いろいろと話しましたが、健全なアニメです。ご家族と一緒にお茶の間で見られる作品であると、胸を張って言えます。何か感じられた方は、きっと私の同志です。いつか熱く語り合いましょう! その時までぷにるライフを楽しんでください。よろしくお願いいたします。
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