チェイス・アンリ選手:UEFAチャンピオンズリーグに日本人選手史上2番目の早さでデビュー WOWOWが11月8日にインタビューを放送・配信

WOWOWのインタビューに答えるシュトゥットガルトのチェイス・アンリ選手=WOWOW提供
1 / 2
WOWOWのインタビューに答えるシュトゥットガルトのチェイス・アンリ選手=WOWOW提供

 欧州ナンバーワンのクラブを決めるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の2024-25シーズン。シュトゥットガルトのDF(ディフェンダー)、チェイス・アンリ選手が開幕から4試合すべてに出場し、話題を集めている。CL開幕節のレアル・マドリード戦では途中出場ながら日本人選手史上2番目の早さ(20歳5カ月24日)でCLデビューを果たし、昨季王者を相手に果敢なプレーをみせた。CLを独占生中継しているWOWOWがチェイス・アンリ選手にインタビューした。

あなたにオススメ

 ーーまずは今季、リーグ戦でも多くの出場機会を得ていますが、初めてトップチームでピッチに立った時の感想は?

 フライブルクとのアウエーゲームだったのですが、すごいスタジアムだとわかっていましたし、めちゃくちゃ緊張しました。試合前も早く始まってくれないかなと思いながらアップしていましたが、いざ試合が始まったら一気に緊張もほぐれました。ブンデスリーガの試合は本当にすごいなと思いましたね。

 ーーもともと緊張するようなタイプですか?

 試合前などはけっこう緊張する方です。試合が始まってしまえば、もう大丈夫という感じです。

 ーードイツに来てから、まずはセカンドチームに所属していましたが、どういったところが大変でしたか?

 早く結果を出したいという焦りがありました。なかなか代表にも呼ばれず、試合にも出ていなくて、私生活も一人でいることが多く、逆に考える時間が多くなって、ストレスを抱えていました。ストレスがかさんでいろんなケガもして、結構苦しい時期(1年半くらい)でしたね。

 ーーそこから監督やチームに認められて今の立ち位置にいると思うのですが、どういうところが認められたと感じていますか?

 対人でつぶすプレーや、一対一で負けない、といった守備の面を評価されているかなと思います。

 ーー今季CLのMD1でいきなりレアル・マドリード戦に出場しました(後半63分から途中出場)。あのような舞台に立つと想像できていましたか?

 高校時代から「チャンピオンズリーグで優勝したい」という夢はあったのですが、正直こんなに早く出番が来るとは思っていなかったです。デビュー戦でレアル・マドリードとやるなんて、まず全然実感が湧かなくて、全く想像していませんでした。

 ーースタジアムやアンセムだったり、対面したヴィニシウスだったり、どう感じましたか?

 目の前にエンバペやヴィニシウスがいて、もう言うことがないですよね。今まで画面越しに見てきた選手とかが目の前にいて、自分もここまで来たんだなと思いましたし、試合後もずっと父親と話したりしましたが、あの日のことは一生忘れないですね。

 ーープレーヤーとして実際ヴィニシウスはどうでしたか?

 たった30分しか出ていないですけど、結構遊び心というか余裕がある感じで、なんか楽しくプレーしてそうだなって思いました。スピードはもちろん、ドリブル方向も全然わからなかったですし、一瞬のスピードがすごいと感じました。

 ーーその後CLでも3試合でプレーしていますが、欧州トップレベルのサッカーはどうですか?

 一瞬の隙(すき)を相手は狙ってくるので、展開の速さは感じます。レアル・マドリードだけじゃなくいろんなタイプのチームがいますし、やっぱりちゃんと考えてプレーしないといけないなと感じました。あまり聞いたようなことのないチームでも全然弱いということはなくて、いろいろなチームがそれぞれの戦術で勝ちに来るので、改めてチャンピオンズリーグは難しいんだなと思いました。

 ーー先ほど、CLで優勝することが目標と言っていましたが、高校時代から今も変わらない目標ですか?

 そうですね、高校の時からチャンピオンズリーグで絶対優勝したいなと思っています。チャンピオンズリーグで優勝することは世界一になるということに限りなく近いと思うので、そこで優勝できれば、自分も世界一のセンターバックになれると思うので、目標はチャンピオンズリーグの優勝です。

 *......チェイス・アンリ選手へのインタビューの模様は、11月8日午後11時からWOWOWライブ・WOWOWオンデマンドで放送・配信する番組「チャンピオンズリーグダイジェスト!」の中で紹介する。日本と米国の国籍を持つチェイス・アンリ選手が幼少期から高校にかけてどのように育ったのか、なぜドイツに渡りシュトゥットガルトでの挑戦を選んだのか、憧れの選手は誰なのかなど、これまでの日本のテレビメディアで語ってこなかったエピソードをカメラの前でたっぷりと語る。

写真を見る全 2 枚

テレビ 最新記事