2024年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」で“よねさん”こと男装の弁護士・山田よねを好演し、注目を集めた土居志央梨さん。2013年に俳優デビューして以来、数々の映画やドラマに起用されてきたが、2024年は「虎に翼」のよねさん役をきっかけに、知名度ともども俳優として大きく飛躍したと言っても過言ではないだろう。ここでは、そんな土居さんの活躍ぶりを振り返る。
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土居さんは1992年7月23日生まれ、福岡県出身。京都造形芸術大学在学中にオーディションを受け、2013年に林海象監督の「彌勒」で映画デビュー。2018年公開の映画「リバーズ・エッジ」(行定勲監督)、2020年度後期の朝ドラ「おちょやん」、2022年放送の連続ドラマ「初恋の悪魔」(日本テレビ系)など、数多くの作品に出演し、俳優としてのキャリアを重ねてきた。
そんな土居さんの2024年の活躍を振り返ると、4月から9月まで放送された朝ドラ「虎に翼」での好演が真っ先に挙げられるだろう。
土居さんが演じたよねは、つらい過去から女性として生きることを捨て、法律の道を目指した男装姿の女性。主人公の寅子(伊藤沙莉さん)とは大学時代の同級生で、道を分かちつつも“戦友”として、共に法律の道を歩み続けた。無愛想で不器用だが、真っすぐで熱い心を持つよねを、土居さんが生き生きと演じきった。
土居さんは以前のインタビューで、「虎に翼」への出演を「私のキャリアにおいても一つの転換点」と位置づけていた。よね役を演じるに当たり、ロングヘアをバッサリとカットし、撮影に臨んだという。
「今後の私の人生で、思い出すたびに勇気をもらえるような作品。仕事をしていく上で、いつも心の中によねを住まわせておいて、弱気になったときはよねの力を借りて、『虎に翼』を思い出して、この先も頑張っていけるんじゃないかなと思います」と語っており、土居さんにとって、同作が代表作の一つになったことは間違いないだろう。
「虎に翼」の次に土居さんが出演したのが、10月期の連続ドラマ「無能の鷹」(テレビ朝日系)だ。同作では、オレンジヘアが印象的なエンジニア・鵙尾弓(もずお・ゆみ)を演じ、よねさん役から“激変”したビジュアルと雰囲気が話題に。SNSでは「よねさん演じてた人とは思えない」「よねさんと違うキャラだけどやっぱり存在感半端ない」など、驚きの声が上がった。
同作出演時に土居さんは「どんな役でもどんな作品でもありがたいので、たまたまビジュアルから何からすべて違う役をいただけたのはありがたいです」とコメント。
印象がまったく異なる役を演じることを楽しんでいるようで、「芝居が好きで、どんどん好きになっていくので、そこには正直にいたいし、それを忘れずにいけたら。その結果どういう俳優になるのか自分でも楽しみです」と語っていた。
男装の弁護士、オレンジヘアのエンジニアと、個性的な役を抜群の演技力で見事に演じきり、見る者の胸にその名を刻み込んだ土居さん。演じる役によってガラリと印象を変える土居さんが、次の作品ではどのような表情を見せてくれるのか。今後の活躍から目が離せない。
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