名探偵コナン
#1148「探偵団と二人の引率者(前編)」
1月4日(土)放送分
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されたマンガが原作のテレビアニメ「Dr.STONE(ドクターストーン)」の最終(ファイナル)シーズンとなる第4期「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」がついに開幕する。最終シーズンは分割3クールで、第1クールが1月9日からTOKYO MXほかで放送される。原作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で2017年3月~2022年3月に連載された人気作。2019年7月に放送をスタートしたテレビアニメ第1期から約5年が経った。主人公・石神千空役の小林裕介さん、2022年7月放送のテレビスペシャル「Dr.STONE 龍水」から登場した七海龍水役の鈴木崚汰さんに、「Dr.STONE」への思い、最終シーズンについて聞いた。
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小林さん ようやく船を作ったという状況で、まだ飛行機で空を飛ぶことすらもやっていないのに、いきなり宇宙です。スケールが一層大きくなった印象があります。宇宙は人類としての目標でもあり、千空の夢でもあるので、それがかなうかもしれないことに胸が熱くなりました。最初の石鹸を作るところから演じて、5年という歳月が経ちますが、そう思うと長い道のりだったと思います。
鈴木さん 5年ですもんね。僕は途中からの参加ではありますが、千空の根底にある宇宙に行くという部分が達成されるか否かというところまできたのは、感慨深いものがありますね。
小林さん 科学がどんどんステップアップしていき、ゼロからでもこういうことができるんだ!とワクワクを感じられるのがとても魅力的です。また演じている身としては、人と人との絆をすごく感じています。特に千空は、誰に対しても垣根がなく、自分にできないことは素直に他人に頼る姿が印象的です。そのため、ほかのキャラクターとの繋がりがとても濃く感じられます。アニメを見ていると、演じていた時以上に、この世界の人間関係の素晴らしさを実感しますね。
鈴木さん 人には、できること、できないことが必ずありますし、適材適所なんですよね。それぞれが活躍する場があり、誰一人、個性を殺すことなく生かしています。さらには、自分のできることを精いっぱい伸ばしているようにも見えます。子供も楽しめる作品ですし、知育面においてもすごくいい作品です。
小林さん 千空に関しては何も変わっていないところが魅力だと思っています。子供の頃からブレずに科学が好きで、合理的な考え方が染みついているせいか、高校生とは思えないくらい、人間として完成している気がして。ただ、今まで本当はあったけど、見せていなかった面を見せるようにはなったなとは感じています。第2期の最後に司をコールドスリープさせる直前の会話もそうです。“見せる範囲”が今までよりも広くなっていると感じました。
鈴木さん 龍水も大きく変わるところはそんなにないんですよね。ほしいものに忠実で、そのためだったら何でもする。悪いことではなくて、すごくいい風に物事を進めていく部分があります。科学のチームに加わっても、自分がとにかく目立つ、自分が良ければいいということではなく、周りの人間も生かしながら進んだ結果、自分のほしいものが完遂されています。彼は幼少期の頃は帝王学などを学び、努力を惜しまないし、人を生かすこともできる。船長として変わらない部分がずっとあります。
鈴木さん 一見、人と関わらなさそうだし、とっつきづらそうだし、何を言っているのか全然分からない。ただ、引っ張っていくイメージがあるのは龍水だけど、みんなをまとめ、どういう風に進めていこう?という部分を担うのは、やっぱり千空です。周りの一人一人のことも見えているし、人に頼むこともできるというリーダーとしての素質は、龍水に近いものを感じています。
小林さん 「お前のものは俺のもの」「俺のものは俺のもの」みたいな自己中心的なキャラクターになりそうだな……と最初読んだ時は感じていました。ただ、そのわがままが、人を不快にさせない形で発揮されているのが魅力的です。自分の欲望に真っすぐでありながら、そのスケールは一般の人の想像をはるかに超えている。独自の価値観を持ちながらも、その生き方には大きな魅力を感じますし輝いて見えます。言葉足らずな千空に対して、誰もが納得できる形で周囲を導いていく姿は、まさに王道のリーダー像そのものです。
小林さん お芝居の説得力がすごいんですよね。龍水はそういうキャラだからということもあるけど、それ以外で共演していても、安定感、安心感がすごい。器用と言ってしまえば、それまでだけど、器用の中にもちゃんと一本の芯がある。こうやりたい!というのを明確に持っているのがバシバシ伝わってきます。みんなそうではあるけど、それが体に収まらず、漏れ出ていて(笑)。エネルギーを感じますね。
鈴木さん 言い方が難しいのですが、ちょっと変なことしたい、人と違うことしたいと思っていて、やりたいことのエネルギーが漏れ出ちゃっているのかも(笑)。音圧、声、技術的な部分でしっかり表現したり、いろいろな意味で何か違うことをしたい気持ちはずっとあります。龍水は、とにかく一番格好良く決めるし、引っ張っていくキャラクターですし、自分のエネルギーでみんなを引っ張っていきたいという気持ちを常に持ちながら演じています。裕介さんは……。
小林さん ダメなところをぜひ!
鈴木さん じゃあ……。ないですよ! 千空を演じる裕介さんは、開放させたい!という部分は自分と近いものを感じています。千空というキャラクターの範疇での表現、例えば、ここまでやっちゃうと千空じゃなくなるけど、ここまでだったらできるよね……というところに貪欲なんです。僕も裕介さんにはエネルギーも感じています。エネルギーだけじゃなく、周りのなじみ方も考えていて、形はいろいろ変わるんだけど、どれもやっぱり裕介さんなんですよね。それがやっぱすごいなと思っています。クールなんだけど熱いという不思議な狭間を表現される役者さんなんです。
小林さん 昔はそうじゃなかったんです。主人公を演じさせていただく時、主人公だからこそ誰よりも頑張らなきゃいけない!と思っていましたが、それこそ「Dr.STONE」に出演することになった頃から、ほかの人のセリフが立つように演じることを考えるようになりました。例えば、一生懸命なクロムに対して、上から言うのではなく、既に師弟関係ができているように見せるとか、シーンによって適切な演じ方が「Dr.STONE」で学んだことなのかもしれません。ただ、それが役者として正解なのか?とも考える瞬間があって。周りのことを考え、シーンに合わせる芝居は、本当は役者じゃなくて演出家や音響監督が考えるべきで、それを先読みするのは、どうなのかな?と。
鈴木さん スタッフさんにも確実に伝わっていますし、そこまで読んで演じることなんて、やろうとしてもできないことだと思います。
小林さん 大切な作品ですし、役者としての自信をくれる作品になっています。多くの人に愛されて、スタッフの皆さんの熱量が画面越しにも伝わるほど圧倒的ですし、役者、スタッフ、視聴者が一体となって作り上げているのを肌で感じられて、関われる喜びを毎話噛み締めています。数十年経っても代表作として語っていきたい、そんな存在です。
鈴木さん 毎回、高い熱量でやらないといけませんし、最後には声帯を引きちぎってでも一番気持ちいいところまでやりたいです。先輩方がたくさんいらっしゃる作品で、龍水を任せていただいたことに、大きな意味があると感じていて、「Dr.STONE」をすごく大切にしたい。僕は龍水として、人を引っ張っていかなきゃいけないと後輩ながらも思っています。僕にとっても特別な作品の一つです。
鈴木さん いろいろな意味でスケールが全然違う! 地上から海に出て、いきなり宇宙を目指すことはもちろんそうですし、ドラマとしてもスケールが大きくなります。アメリカに行った先で出てくる新キャラクターたちの思いもひっくるめて、全てのスケールが大きい!
小林さん 今回は、苦しいシーンや辛いシーンが多くなるかと思います。でも感動というのは、ある程度の苦しみを乗り越えるからこそ得られるものだと思っています。最終(ファイナル)シーズンでは、間違いなく涙なしでは見られない展開が待っています。きっとキャスト陣も何か思うことは一緒だと思います。役者も魂を込めて全力で挑んでいるので、ぜひ放送を楽しみにしてほしいです。
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