中国のアリババグループ「Alibaba International」は5月13日、運営するECアプリ「TAO(タオ)」の日本におけるアパレル事業について、事業戦略発表会を東京都内で開催した。
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会場には、同日にローンチしたアパレルの新しい購入体験を提案する「AIを活用したコーディネートアシスタント機能」が体験できるコーナーが設置され、アプリを使ってユーザーがほしい商品をスマホで撮影、その画像をAIが解析し、関連商品を提案する機能が紹介された。また、TAOのアパレル製品やフォトスポットの展示もあった。
会見では、日本人のニーズに合った品質の良い商品を届ける「TAO」の理念などが紹介された。プロジェクトの市場運営責任者は、TAOの特徴として、日本市場に特化した「お手頃で上質な商品が見つかるショッピングモール」と説明。アリババグループのECプラットホーム「淘宝(タオバオ)」の経験を生かし、1000万点以上の中から「ちょうどいい価格でちょうどいいデザイン」の商品が選べると強調した。
TAOでは日本の顧客のため、決済や流通などは国内企業による安心感のあるサービスを提供。また日本人は包装を重視する傾向があると分析し、ロゴ入り段ボールなどの梱包材を開発。中国から届いた商品は検品と再梱包して発送する。
現在、TAOではアパレルのみならず、アクセサリー、インテリア家具、家庭用収納、バス寝具、アウトドアキャンプ、ペット用品、調理器具、オフィス用品などのカテゴリーも展開しており、今後も商品数やカテゴリーを拡充していくという。
なお、5月16~25日(全日午前11時~午後8時)に東京・表参道でTAOのポップアップストアを開催。「最高のクローゼット TAO!」をコンセプトに、「実用的ベーシックスタイル」「高品質通勤スタイル」「個性的なデザイン」の三つのスタイルで展開しているTAOのアパレル商品を実際に手に取れるほか、来場者限定キャンペーンやLINE連動企画、抽選会なども実施する。