ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
#13「やばいものを拾ったっス!」
12月5日(金)放送分
中国で2019年夏に設立された新進気鋭のアニメスタジオ「画枚動画」の初のオリジナルアニメの日本語吹き替え版「卓球少女 -閃光のかなたへ-」が劇場版アニメとして5月16日に公開される。中国で配信済みの全3話分のエピソードを1本にまとめた劇場版アニメとして公開されることになった。日本語吹き替え版で、卓球の神に愛されたと言えるほどの才能の持ち主のディン・シャオを演じるのが人気声優の戸松遥さんだ。
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同作は、卓球選手一族に生まれながらも卓球から遠ざかっていたジャン・ルオイが、新しい生活を始めるため、実家のある中国東北から遠く離れた杭州の高校に通うことになる……というストーリー。学業・スポーツともに秀でた優等生のワン・ルー、明るい性格で卓球オタクのリ・シントン、フリーダムな問題児のディン・シャオらと出会い、ルオイは、再びラケットを手に取る。2021年に公開されたティザーPVは、ビリビリ動画で180万回再生を突破するなど話題になった。日本語吹き替え版には、声優としてジャン・ルオイ役の夏川椎菜さん、ワン・ルー役の雨宮天さん、リ・シントン役の麻倉ももさんも出演する。
中国は“卓球王国”といわれている。アニメでは高校生の卓球への熱い思いが描かれている。
「中国は卓球がすごく強いイメージがあります。日本でもなじみのあるスポーツですし、卓球のルールをちゃんと知らなくても楽しめるアニメだと感じました。高校の部活なんだよね?と思ってしまうほど、プロのスポーツチームのような熱量で取り組んでいる姿を見て、やっぱり中国は卓球が盛んなんだなと感じる場面もありました」
ちなみに戸松さんは「卓球の経験はそんなになくて」「実は球技が苦手で……」と明かす。
「小学生の時に、卓球クラブみたいなところで打ってみたり、友達と遊んだことはありますが、そこまで経験がないんです。本当に球技全般が苦手で。思考と体が一致しないような感覚があるんですよね。足だけは速かったんですけど……。でも、球技を見るのは好きです。昨年、テニスやバスケの試合を初めて生で見ました。」
戸松さんが演じるディン・シャオは、ジャン・ルオイのように基礎訓練を受けてきたわけではなく、ストリートマッチやフリーダムなプレーを好む。 卓球に限らず素行も自由奔放なため、学校では問題児扱いされている。
「いい意味でも悪い意味でもすごく浮いていて、何をやっても許される。振り切ったキャラなので、ちょっと羨ましいところもあります(笑)。彼女がいることで、卓球部の空気感ががらりと変わったりしますし、天才肌なんだと思います。努力をしていないわけではないけど、センスがとにかくあって、性格的にも落ち込んだり、抱え込んだりするタイプではありません。スポーツはメンタルも大事になってくるので、こういう性格だと強いんだろうなと感じました」
吹き替えということもあり、中国のキャストの演技を聞きながら収録することになった。
「現場では『吹き替えとアニメのアフレコの間くらいを狙っていきたい』というお話がありました。吹替であることを意識しすぎないように演じましたが、尺が決まっているので、合わせるところは合わせるように気を付けました。原音のディン・シャオ役の方が自由に演じられていたので、参考にしつつ、飄々とした感じを出して、天才肌であるという個性を際立てるように意識しました。ほかの人は結構ストイックで、真剣なシーンもありますが、一人だけ空気感が違って。怒られても、そこまで落ち込まない。いい意味の軽さを出していこうとしました。重いところは、ほかのみんなが担っていますし、基本的にずっとお調子者なので」
「吹き替えとアニメのアフレコの間くらい」というのも気になるところだ。
「アニメの吹き替えはあまり経験がないので、原音にどれくらい寄せるのか、アドリブをどれくらい入れるのかは、やってみるまで分からなかったのですが、アドリブやリアクションは入れた方がいいというディレクションをいただいたので、アニメのアフレコに近い感じで演じました。原音は、感情を出すところははっきり出していたので、これくらいやってもいいのかな?と参考にしました。原音を聞くと、自分が思い描いていた声質のイメージとも近かったので、すごくやりやすかったです」
大人数で収録できたといい「30人近くで収録しました。コロナ明けでは初めてくらいの大人数で、掛け合いもできましたし、すごく楽しかったです」と振り返る。
夏川さん、雨宮さん、麻倉さんとの共演については「それぞれと一緒になることはこれまでもありましたが、3人一緒は意外とないので、新鮮でした。それぞれのキャラクターのイメージにもぴったりでした」と話す。
戸松さんが「卓球経験者はもちろん楽しめるでしょうし、あまり経験のない人も卓球って楽しそう、やってみたいと感じるはずです。登場人物が多いのですが、それぞれのストイックさの方向が違っていて、応援したり、共感したりするところがあると思います。今後どうなるんだろう?と続きも見てみたいです」と話すように、個性的な卓球少女たちはそれぞれの思いを胸に、卓球に向き合うことになる。自由奔放なディン・シャオはどんな活躍を見せてくれるのか? ぜひ注目してほしい。
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2025年12月06日 11:00時点
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