押田岳&世古口凌:“特撮ヒーロー”同士、キスシーンも挑戦 BLショートドラマでW主演

ショートドラマ「今世も落ちる、恋ならば。」に出演した押田岳さん(左)と世古口凌さん
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ショートドラマ「今世も落ちる、恋ならば。」に出演した押田岳さん(左)と世古口凌さん

 ショートドラマアプリ「BUMP」で、日本テレビが制作したBL(ボーイズラブ)作品「今世も落ちる、恋ならば。」が配信中だ。BL×転生というテーマの新感覚のストーリーで、特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」(2018~2019年)で仮面ライダーゲイツ/明光院ゲイツを演じた俳優の押田岳さんと、スーパー戦隊シリーズ「機界戦隊ゼンカイジャー」(2021~22年)でステイシーザー/ステイシーを演じた世古口凌さんがダブル主演を務めた。初共演の2人に、互いの印象や挑戦したキスシーンについて話を聞いた。

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 ◇特撮出身同士「信頼感ある」

 押田さんが演じるのは内気な青年の染井蒼、世古口さんが演じるのは積極的にアプローチを試みる夏野凪。2人は1983年、1999年、2025年と転生しながら、各時代で運命的に出会い恋に落ちるも、結ばれるたびに落雷で命を落とすという数奇な運命を繰り返していく。

 --初共演ですが、互いにどんな印象を持っていましたか。

 押田さん:お名前も存在も知っていて、ずっと気になっていました。ご一緒したい!と思っていました。

 世古口さん:それはうれしいです! この業界は狭いようで広いので、共演したくてもその機会がないこともありますからね。

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 --共演してみていかがでした?

 世古口さん:落ち着いた雰囲気を持っているなと思いました。

 押田さん:クールなイメージがあったのですが、共演してみると、芝居のことをすごく考えていて熱い! いろいろコミュニケーションを取れる方が僕はやりやすいので「ここどう?」「ちょっと合わせてみない?」と言うとすぐ一緒にやってくれて。分からないことを聞き合えたのはうれしかったです。

 --特撮ドラマ経験者のお二人ですが、現場でその話題になることはありましたか。

 世古口さん:あったよね。共演者が仲良かったとか、そういう話をしました。

 押田さん:当時のロケバス内は寝ているのではなくて気絶だったよね……みたいな話はしました(笑)。特撮出身者と共演するのは一つ共通の話題があるので、入りやすさはあります。苦しかった経験も似ているので(笑)。

 世古口さん:同じような経験をしてきた信頼感はやっぱりありますね。

 --お二人とも多くの作品に出演してキャリアを重ねてきていますが、改めて特撮の現場での経験が生きていると感じることはありますか?

 世古口さん:ありますね。特撮の現場は、アクションをはじめ、いろいろなことを学べるだけでなく、自分が出ることで「視聴者にはこう見えている」といった反響も分かります。そういうことを一年間、役を通して体感できるのは言うまでもなく、かけがえのない時間でした。

 押田さん:よくあれだけ丁寧に教えていただいたな、と思います、

 --当時よりも、感謝の思いは深まっている?

 世古口さん:もちろんです。

 押田さん:(特撮出身者は)みんなよく言うと思いますが、まさに一から教えてくれて学べる、学校みたいなところです。感謝しかありません。

 ◇納得のいくキスシーンに

 --多くの魅力的な場面もある中、お二人のキスシーンが印象的でした。撮影エピソードを聞かせてください。

 世古口さん:キスシーンはあまり経験がなく、画面越しで見ると、自分が思っているよりも遠く感じることがあったので、そういうのは現場で勉強させてもらい、監督と話し合いながら作っていきました。

 押田さん:俺も1、2回あるかないかぐらいですけど、(演者としては)キスシーンに関してとにかく見え方が一番大事なのだなと思いました。

 --キスシーンについて、お二人で話し合ったりはしましたか。

 世古口さん:監督も含めて「もっとこうやって首からいった方がいいのでは」と順番などを話し合い、うまく本番に臨めるように何度も練習しました。

 押田さん:監督と3人で何度もトライしましたね。

 --では、納得のいくキスシーンになっているとのことですね。

 世古口さん:なっていると思います(笑)!

――最後に改めて、本作の特徴やほかのBL作品との違い、ドラマをもっと楽しむポイントを教えてください。

 世古口さん:幻想的な物語です。転生という非日常的なところを描いていることも、このドラマの強みであり、こだわりポイントだと思います。1話を見たら続きを見たくなるような作り方や画になっているのでガンガン見てほしいです。

 押田さん:画のきれいさにこだわった作品だと思います。ショートドラマは身近な要素を描く作品が多い印象ですが、このドラマは違います。それと2周目を見てもらうと、より世界観やストーリーに深みが出ると思うので、そういう楽しみ方もしてみてください。

 世古口さん:本当にそう思います。「あの作品、よかったね」と言ってもらえたら、すごくうれしいです!(取材・文・撮影:遠藤政樹)

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