CHOCOLATE、KASSEN、WACHAJACKが合同で設立したアニメスタジオ「STUDIO DOTOU（スタジオ怒濤）」が手がけるオリジナル劇場版アニメ「KILLTUBE（キルチューブ）」（栗林和明監督）のメインキャストが発表され、塚田悠衣さん、河西健吾さん、佐倉綾音さんが出演することが分かった。塚田さんは初主演で何にも縛られず赴くままに生きる主人公・武蔵を演じ、河西さんは生粋の詐欺師である菊千代役、佐倉さんは心を失った発明家・玲央役として出演する。声優陣とキャラクターとのコラボ画像が公開された。

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　同作は、2026年まで江戸時代が続く日本を舞台に、厳しい身分制度にあらがう最下層の3人組が、身分を変える唯一の手段「決闘配信」に挑み、頂点を目指すバトルエンターテインメント。制作中の映像「鋭意開発中映像
#01」、さっそうと駆け抜けている武蔵を描いた新ビジュアルが公開された。

　武蔵役の塚田さんは「『武蔵役、塚田さんに決まりました！』と連絡をいただいた時は、驚きと感動のあまり、思わず自宅を走り回りました。夢の主人公・夢の少年役・夢の劇場版作品、一気に3つもの夢がかなうチャンスを掴んだ瞬間の興奮は忘れられません。人生が変わるぞ、人生を変えるぞ、と覚悟を決めました。武蔵をオーディションで演じた時から、真っすぐさ・素直さから来る自由を感じていました。それをすごく楽しいと思えたことが、印象的なオーディションでした。最後まで、演じることを楽しみ切りたいと思います。てっぺん目指すぞ、武蔵」と話している。

　菊千代役の河西さんは「リリースにあたり宣伝用のスチールも撮影させていただいたり監督ともどういった作品に仕上げていくか熱いディスカッションしたりと他に無い新しい試みのもと制作中です。この新しい試みの作品、ぜひ楽しんでいただけますと幸いです」とコメント。

　玲央／レオナルド役の佐倉さんは「栗林監督の映像作品がとても好きで一ファンとして動向をチェックしていたのですが、まさか『KILLTUBE』に関われるとは思っていませんでした。パイロットムービーのクオリティーを劇場で見続けられると考えるとすごいと思いませんか？　スクリーンで躍動する栗林監督の映像を今からとても楽しみにしています。レオナルドはクールでキュート、オーディションの時にひたすらお芝居を引き算していったのが印象的です。たくさんの皆さんに応援していただけますように」と語っている。

　「KILLTUBE」のアイテムを販売するサイト「KILLTUBE BACKERS’ STORE」が開設した。売り上げの一部は、よりクオリティーを上げるための制作費や宣伝費に活用される。

　「KILLTUBE」は、総製作費10億円規模のプロジェクトとして2024年4月に発表された。日本のアニメ業界でオリジナル劇場版アニメを育てることを目指して制作しており、2026年の完成を目指す。