伊原六花:30歳までは「できることをすべてやろう!」 役者業の面白さを実感 ドラマ「恋愛禁止」も話題に

ドラマ「恋愛禁止」で主演を務める伊原六花さん=読売テレビ提供
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ドラマ「恋愛禁止」で主演を務める伊原六花さん=読売テレビ提供

 連続ドラマ「恋愛禁止」(読売テレビ・日本テレビ系、木曜午後11時59分)で主演を務める俳優の伊原六花さん。ドラマは、恋愛の果てに一線を越えた人物たちが繰り広げる“恋愛ホラーサスペンス”で、伊原さんは衝動的に元恋人を殺してしまう木村瑞帆を演じている。役者業について「めちゃくちゃ面白いです!」と話す伊原さんに、撮影現場で感じたことや、今後の目標について聞いた。

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 ◇「人が好き」 役者業を通して実感

 伊原さんは1999年生まれ、大阪府出身。高校時代に「バブリーダンス」で話題を集めた大阪府立登美丘高校ダンス部のキャプテンを務めた。2018年放送の「チア☆ダン」(TBS系)でドラマデビューをした後、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」、「ブギウギ」など数々の作品に出演。昨年放送のドラマ「肝臓を奪われた妻」(日本テレビ系)で地上波連続ドラマで初主演を飾った。

 「改めて人が好きなんだなというのは、このお仕事を通して思っています」とまっすぐな瞳で話した伊原さん。自身の引き出しにない役を担当する場合は、街に出かけて、人間観察を行うことも。

 「どういうしゃべり方をするんだろう?と観察して。相づちとかこうやってやるんだ、イライラしているときってこうなんだ、とかそういうのを集めるのも結構好きで。『ありがとう』というひと言も(言い方ひとつで)全然ちがうんだろうなと、すごく楽しさを感じます」

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 頭で考えるよりも、体を動かして実際にやってみる方がしっくりくるという伊原さん。本番の一歩手前で、ようやく自分の芝居がしっくりくることが多いのだとか。

 「お家でいろいろ想像しながら台本も覚えてやっていくけれど、いざ現場に行って、何か(芝居の動きとして)使えるものあるかな?と考えます。たとえば、お水を飲むタイミングなど、体を動かしてやった方がしっくりくるところがある。ずっと体を動かしてきたから、そういうフィジカルな部分の方が得意なんだろうなと思います」

 ◇「恋愛禁止」主演は「とってもうれしい」

 「恋愛禁止」は、長江俊和さんの「禁止シリーズ」の1作「恋愛禁止」(角川ホラー文庫/KADOKAWA刊)が原作。

 主人公の木村瑞帆(伊原さん)は高校時代、親の再婚で悩んでいたのを担任の倉島隆に相談しているうちに距離が縮まり恋仲に発展するが、隆の束縛が強く暴力を振るわれるようになる。その後、隆から逃げるため地元を離れ東京に出てきて平穏な日々を過ごしていたが、2年後、隆の出現によってそれも終わりを迎える。復縁を迫る隆から、拒むなら自分が死ぬと脅され、衝動的に殺害してしまったことから、運命の歯車が大きく狂い始める……。ドラマ版は原作者自身が考案したオリジナルのラストになっている。

 今作の企画書を読んだときに「面白い!」と感じた。「プロデューサーさんの中には、何度か(伊原さんが出演する)舞台を見に来てくださった方もいらっしゃって。お芝居を見た上で主演として参加させていただけるというのはとってもうれしいな」と喜びをかみしめた。

 その展開の早さに驚く声も上がっているが、「新しい謎の出方や、登場人物の出るタイミングが飽きさせない展開になっていて。ドラマとしてとっても面白くなっていくんじゃないか」と手ごたえを語った。

 6月2日に26歳の誕生日を迎えた伊原さん。今作の撮影現場でも祝福を受けた。今年はどんな一年にしたいか聞いてみると、「毎年、目の前にあるお仕事を大切にって思っているんですけど、基本的に私は30歳まではできることをすべてやろう!と思っていて」と告白。「ちょっと苦手だな、ちょっと向いていないかなと思うことも、いったん好き嫌いせずにやるというのを掲げています!」と前向きな姿勢を見せた。

 さらに伊原さんは、「私は結構泥臭いタイプの作品が好き。ちょっと準備が必要なもの……それこそダンサーの役など、しっかり準備が必要な人の人生を演じるのがすごく楽しかったりするので、大変な役がまわってくるのを待っています!」とさわやかな笑顔で話していた。

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