ディズニー&ピクサーの新作アニメーション映画「星つなぎのエリオ」が8月1日に公開された。プロダクションデザイナーのハーレイ・ジェサップさんが「この映画はできるだけ大きなスクリーンで体験してほしい」と話しているように、今作は観客に大スクリーンと大音響で体感してもらうことを想定して作られている。大スクリーンでの鑑賞がオススメな理由を関係者のコメントから探った。
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劇場で楽しめる理由の一つは、ピクサーならではの“映像美と世界観”だ。
舞台となるさまざまな星の代表が集まる夢のような世界“コミュニバース”には、宇宙の色鮮やかで美しい光景が広がっている。あらゆる姿かたちをしたユニークなエイリアンたちが平和に一緒に暮らす場所で、最先端テクノロジーのガジェットやカラフルなドリンクなど、ワクワクするようなアイテム詰まっていて、まさにテーマパークのようなワクワクする世界観に包まれている。
そんな楽しい世界を作り上げたプロダクションデザイナーのジェサップさんは「私たちは、カラフルでリッチなビジュアルの魅力たっぷりの映画にすることを目標にしていました。コミュニバースの美しさと、個性豊かなエイリアンたちを楽しんでいただきたいと思います」と呼びかける。
製作スタッフが特に注目してほしいのは、宇宙に憧れ続けたエリオがコミュニバースに初めて足を踏み入れたシーンだという。撮影監督のデレク・ウィリアムズさんは「エリオをフレームの中心に据えることもやめ、カメラももっと動かし、よりダイナミックに演出しています。これは子どもが見たことのなかった大きな世界を体験しているところなのだ、ということを表現することが重要だったので、実際にエリオの目線から見た映像にしたんです」とこだわりを明かしている。
大スクリーンで鑑賞すれば、エリオと一緒に楽しい“星々の世界”にたどり着いたときのワクワク感を味わえるだろう。
劇場で楽しめるもう一つの理由は、“子どもにも大人にも響く感動のメッセージ”が込められていることだ。
主人公エリオは、両親を亡くして以来、自分の居場所を探している一人ぼっちの少年。そんなエリオのように「ここじゃないどこかに行くことができたら、何か変わるかもしれない」と思ったことは、誰にでもあるはずだ。
子どものいる親であれば、エリオの親代わりとして戸惑いながらも寄り添おうとする叔母オルガの葛藤や悩みに共感できるだろう。
マデリン・シャラフィアン監督は「映画のはじめのところで、エリオは自分は地球では幸せになれないと決めつけています。私も、そんな気持ちになることがあります。でも、世の中全体を見直してみると、すてきな人はたくさんいるし、いいこともたくさん起きているのです。映画を通じて、エリオは地球と身近な人たちに対する考えを変えていきます。それを見て、見た人が少し心を和らげてくれるといいなと思います」と込められたメッセージを語る。
子どもは楽しい世界観と冒険物語にワクワクし、大人は“つながり”をテーマにした感動のメッセージに涙する……。まさに親子で楽しめる夏休みにぴったりな「星つなぎのエリオ」。エリオやグロードン、オルガらが結んだ“絆”にきっと温かい気持ちになり、ほろりと涙がこぼれるだろう。親子で夏休みにぜひ大スクリーンで楽しみたい。
「星つなぎのエリオ」は、一番の理解者の両親を失い、寂しさを抱えていた宇宙が大好きな少年エリオが主人公。エリオはこの広い世界のどこかには、きっと“本当の居場所”があるはず……と思いをはせていた。その切ない願いが届き、星々の代表が集う夢のような“コミュニバース”に招かれる。そこで出会ったのは、同じように孤独なエイリアンの少年グロードンだった。心を通わせる2人の前に“星々の世界”を揺るがす脅威が迫る。救うカギは、孤独な2人が交わした“ある約束”にあった……というストーリー。
監督は「リメンバー・ミー」(2017年)のストーリーアーティストを担当したシャラフィアンさん、「私ときどきレッサーパンダ」(2022年)の監督のドミー・シーさん、「リメンバー・ミー」で脚本・共同監督を担当したエイドリアン・モリーナさんの3人が務めている。
日本版声優として、エリオ役を川原瑛都さん、グロードン役を佐藤大空(たすく)くん、叔母のオルガ役を清野菜名さん、グロードンの父でグライゴン役を松山ケンイチさん、お助けコンピューター・ウゥゥゥゥ役を野呂佳代さん、平和を愛する惑星の大使オーヴァ役を渡辺直美さん、オルガの部下で無線オタク・メルマック役のお笑いコンビ「マユリカ」の中谷さんが担当している。
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