日野友輔:「仮面ライダーガヴ」で注目の23歳 「演じているときが一番魅力的でありたい」 初写真集に込められた思い

初の写真集「日野友輔 1st写真集 『hiSTORY 1』」が発売された日野友輔さん
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初の写真集「日野友輔 1st写真集 『hiSTORY 1』」が発売された日野友輔さん

 8月31日に最終回を迎えた特撮ドラマ「仮面ライダーガヴ」で注目を集めた日野友輔さんが、9月12日に初の写真集「日野友輔 1st写真集 『hiSTORY 1』」(ワニブックス)を発売。自らストーリーを監修した「物語として見応えのある」一冊に仕上がった。それが写真集であろうと、映像作品であろうと、俳優として「演じているときが一番魅力的でありたい」と思いを明かす日野さんに話を聞いた。

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 ◇自らストーリーを監修した初写真集

 日野さんは2002年6月3日生まれ、愛知県出身の23歳。「仮面ライダーガヴ」では、仮面ライダーヴァレン/辛木田絆斗を演じた。

 初の写真集「日野友輔 1st写真集 『hiSTORY 1』」について、「皆さんに『ぜひ手に取ってみてください』と自信を持って言えるような、そんな一冊が出来上がったなっていう安心はあります」と仕上がりに手応えをのぞかせる。

 本作には、自身が監修したストーリーに沿って、“演じている”写真も数多く収録されている。

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 「俳優として演じているときが一番魅力的でありたいと思っているので、そのお芝居を写真で切り取ることで、僕自身の魅力を伝えられたらいいなと思いました。自分は自己肯定感がすごく低くて、元々は『僕なんかが』と思ってしまうタイプ。でも初めての舞台のときに、こんな僕でも作品や役を通してなら人の心を動かすことができるんだって、そこに楽しさやかっこよさを感じたので、『どこまでも芝居をしていたい』という気持ちの表れにもなっています」

 撮影は今年の夏の暑い最中。「こういうカットがあったらいいな、こういう表情で心情の変化を表したいな、というイメージが具体的に固められた状態で撮影に入ったので、あとはもうやるだけでした」と振り返る。

 「本当にスタッフの皆さんと一丸になって、自分が泥だらけになるシーンでは、カメラマンさんも一緒に泥だらけになりながら撮ってくれて。言ってしまえば、僕の“一人芝居”ではあるので、僕の想像していたものと、出来上がった写真とのギャップを確かめるのも楽しかったです」

 ◇「仮面ライダーガヴ」の1年間を走り終え

 苦しんでいたり、感情が爆発して叫んでいるような姿に加え、“静”の部分を感じさせるカットもあり、日野さんの多彩な表情、写真の幅も本作の魅力に。「自己プロデュースの醍醐味(だいごみ)、楽しさも初めて経験させていただきました」と話す。

 さらには「“刑事編”のところで、スタッフから大人気の1ページがあって」と明かす日野さん。

 「読み進めていく中で、必ずページをめくる手が止まるところがあって、そのあとでもう一回、戻って見たくもなる。そこはぜひ皆さんに注目してほしいです。あとはラストカットが、この写真集の締めとしてはもちろん、僕自身とストーリーからのメッセージという意味で、ものすごく“画(え)”にこだわっていて。背中を向けて太陽に走り出す、引きすぎても寄りすぎても出せない光の加減を含めて、何テークも重ねていいものが撮れたのでお気に入りです」

 写真集の内容、撮影時期を考えれば、無視することはできないのが、「仮面ライダーガヴ」での経験だ。1年間を走り終えた今の心境も語ってもらった。

 「1年間、同じ現場ってなかなか経験できないとは思うのですが、その1年も間延びする瞬間が全くなく、本当に充実した時間を過ごせたのは、共演者や監督、スタッフの皆さんのおかげだと思っています。僕には目指す俳優像があって、そこにいくために誰よりも吸収して、大きくなって羽ばたいていきたいという思いでいたので、お芝居どうこうだけじゃなくて、人としての考え、メンタル含めて成長させていただいたと思いますし、今回の写真集にもすごく表れていると思います。第1話のクランクインしたときなんて、映像経験もほとんどなく、カメラにどう映っているのかを考えるんだよ、というところから始まったので、今回の写真集で『自分が考えたストーリーにこいういったカットが必要だから、こうやって写真に写って、表情はこうで』なんていうことは、絶対に1年前では考えられなかったと思うし、自己プロデュースする、となったはいいものの、それを形にできたのは、この1年の経験があったからこそだと思っています」

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