葬送のフリーレン 第2期
第29話 じゃあ行こうか
1月16日(金)放送分
畠中恵さんの人気小説「しゃばけ」シリーズが原作のテレビアニメ「しゃばけ」が、全国フジテレビ系のアニメ枠“ノイタミナ”で毎週金曜午後11時半に放送されている。シリーズ累計発行部数が1000万部を突破している時代劇ミステリーで、江戸時代を舞台に、江戸の大店(おおだな)・長崎屋の病弱な若だんな・一太郎と、その周囲の妖(あやかし)たちが難事件、珍事件を解決する……というストーリー。テレビアニメで一太郎を演じる山下大輝さん、長崎屋の手代(てだい)で正体は白沢の仁吉役の沖野晃司さん、同じく手代で正体は犬神の佐助役の八代拓さんに収録の裏側、作品の魅力を聞いた。
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山下さん オーディションで初めて「しゃばけ」と出会って、すごく歴史ある作品なんだなと思いましたし、知れば知るほど好きになっていく作品だなと思いました。一太郎を演じていく中で、彼のことを台本ベースで知っていくスタイルだったので、台本をもらう度に「今回はこんな成長を遂げていくんだ」とうれしい気持ちになりました。知らないからこそ、初見で楽しんでいった感じがあります。
沖野さん 僕は時代劇の舞台に出演することも多いので、アニメで時代劇の作品をやると聞いた時に、それは経験もあるし、ぜひやってみたいと思いました。仁吉役での出演が決まって、台本を読ませていただいて、こんなに殺伐としていない時代劇ってあるんだなと。文字だけで「美しい」という感覚を覚えた作品だったので、「これはすごい作品になるぞ」と思いました。
八代さん ただ時代劇というよりも、エンタメとしていろいろな要素を楽しむことができる作品だなと思いました。小説が原作なので、台本でもすごく会話が多いんですよね。掛け合いもすごく味わい深くて、これは楽しい作品になるなとすごく感じましたね。
山下さん 一太郎は、病弱ではありますが、血筋としては大店の息子というすごい肩書を持っています。でも、おごることなく、純粋に自分に何ができるんだろうか、このお店にとって自分は価値があるんだろうかと責任を感じて、自分の力が至らないことへの思いもある。ただ、その中に隠れている突き通したい思いは本当にブレないんです。第一印象のひ弱とは、真逆のメンタルを持っているなと印象が変わっていきました。
山下さん 若干無謀なところもあって、危ないんです。後先考えずに突っ込むところも結構不安にはなるんですけれども、その裏付けとして、仁吉と佐助の二人がいるからという信頼感もすごくて、人を過剰に信頼するところもあるのかなと。
沖野さん たしかに。
八代さん それはあるかもしれない。
山下さん そう。だから、守られつつも、自分のやりたいことに全力になれる。僕自身、周りの不安など関係なく、「一太郎がこう思っているんだからやろう!」みたいなマインドになりました。一太郎の成長とともに演じるのがどんどん楽しくなっていきました。
沖野さん 仁吉は、彼自身がそう思っているわけではないのですが、母親のような心を持っているというか。一太郎に対して、「ダメなことはダメ」「いいことはいい」、そして「体裁も気にしなさい」と。そういう道を作るのって、お父さんよりもお母さんのような気がしていて。物語が進むにつれて、一太郎のことで悩むことも多くなるのですが、それは成長しているからこそ母が悩むような感じで。
山下さん 思春期に振り回される母のような(笑)。
沖野さん 妖で人間ではないのですが、ちゃんと人間っぽいところがあって、作品を追うごとにそれがにじみ出てくるようなところが新鮮でした。一方で、「やっぱり人間じゃないな」と感じる一面や、佐助との過去も描かれますし、ワンパターンではない姿を見せられればいいなと思いました。
八代さん 仁吉が冷静で知的で、若だんなを叱りつけるのに対して、佐助は快活で感情的で、その分、温かみもあるキャラクターかなと思っています。沖野さんの言葉を借りると、仁吉が母性なら、佐助は父性というか。基本的には若だんなのやりたいことやってほしいし、ご飯をいっぱい食べてほしい、みたいな。ただ、若だんなの危機という時に、一番怖くなるのが佐助だったりする。そこもお父さん的というか、ここぞという時に一番エネルギーを費やす部分があるように感じています。
山下さん 一太郎は、大店の家の息子ということで、言葉使いもより格式が高くて、より上品なんですよね。店には、本当に上品なお客さんしか来ないですし、作中で一太郎が最も上品であらなければいけないと。一人称が「私」だったり、語尾が「~~かしら」だったり、そういう言葉使いが日常で当たり前のように出てきて、しかも、それを投げないように、ちゃんと「。」をつけて文章としてきれいな形でしゃべることをすごく意識しました。あとは、基本的に大きな声を出さない仕事ですし、彼自身が病弱なので、そんなに声を張らない。かつ、恵まれすぎているがゆえに自分がしゃべったら、みんなが聞いてくれるんです。
沖野さん みんなが「どうしました?」となる。
山下さん そうそう。だからこそ、声を浅めに作っていました。
沖野さん 仁吉に関しても、やはりお客様に使う言葉はすごく上品ですし、日本語ってきれいなんだなと改めて感じました。若だんなに対して、お客様に対して、若だんなより上の旦那様に対して、というように話す相手によって違ってくるところもすてきだなという感覚がありました。
八代さん 佐助が一番いろいろな人としゃべっているのかなと感じているので、ちょっと親しみのある言葉使いを意識しました。また、沖野さんが言うように「しゃばけ」を見ていると、いろいろなキャラクターたちが、いろいろなしゃべり方をしているんですよね。立場や身分、業種によって、しゃべり方、温度感が違う。「きっと、この人はすごい偉い人なんだ」「この人はうまいこと世渡りしてるんだろうな」ということが言葉から感じられるんです。この時代の言葉はすごく面白いなと思ったので、ぜひ聞いていただきたいです。
インタビュー(2)へ続く。
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