今年流行した言葉を決める「2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」が12月1日に発表され、女性初の内閣総理大臣となった高市早苗首相が、自民党総裁に選出された演説で口にした「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」が、年間大賞を受賞した。同日、東京都内で行われた表彰式で発表された。
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選出理由について、「ここのところとんと聞かなくなった気合の入った物言いに、働き方改革推進に取り組む経済界は度肝を抜かれた。午前3時の公邸入りはさらなる物議をかもし、議員宿舎のファックス紙詰まりという報道もあったが、一方で、共感した昭和世代も実は多かったのではないか。『仕事ってそういうものだったな』と。多様性を尊重する働き方を実現しているところもあれば、道半ばのところもあるのが現実だ」と伝えた。
続けて「初の女性総理、働いて働いて働いて働いて今があるのは間違いない。国内・外交、問題は山積み。どれも油断は許されない。働いて働いて働いて働いて働きながらも、人を活かし自分を伸ばす、高市流『シン・ワークライフバランス』で、強じんで幸福な日本をつくっていこうではありませんか」とした。
トップテンには、大阪・関西万博公式キャラクターの「ミャクミャク」やZ世代を中心に流行した「エッホエッホ」、邦画実写作品で興行収入歴代1位となった「国宝(観た)」などが入った。また、「選考委員特別賞」を長嶋茂雄さんの「ミスタープロ野球」が受賞した。
同賞は1984年にスタートし、毎年12月上旬に発表。「現代用語の基礎知識」(自由国民社)の収録語を中心に編集部などで候補語を選出。選考委員は、講談師の神田伯山さん、マンガ家でコラムニストの辛酸なめ子さん、お笑い芸人のパトリック・ハーランさん、俳優でエッセイストの室井滋さん、マンガ家のやくみつるさん、「現代用語の基礎知識」編集長の大塚陽子さん。
働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相(高市早苗)▽トランプ関税(赤沢亮正)▽エッホエッホ(うじたまい、うお座)▽緊急銃猟/クマ被害(ガバメントハンター田澤道弘)▽国宝(観た)(映画「国宝」製作委員会)▽古古古米(一般財団法人日本米穀商連合会)▽戦後80年/昭和100年(保阪正康)▽二季(立花義裕、滝川真央)▽ミャクミャク(大阪・関西万博公式キャラクター ミャクミャク)▽オールドメディア(青山繁晴)