映画ラストマン:主演・福山雅治が作曲・編曲・プロデュース、稲葉浩志が作詞した主題歌「木星 feat. 稲葉浩志」詳細発表 楽曲入り予告も

「映画ラストマン -FIRST LOVE-」の主題歌「木星 feat. 稲葉浩志」を手がけた福山雅治さん(左)と稲葉浩志さんの撮り下ろしビジュアル (C)2025映画「ラストマン」製作委員会
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「映画ラストマン -FIRST LOVE-」の主題歌「木星 feat. 稲葉浩志」を手がけた福山雅治さん(左)と稲葉浩志さんの撮り下ろしビジュアル (C)2025映画「ラストマン」製作委員会

 歌手で俳優の福山雅治さんの主演映画「映画ラストマン -FIRST LOVE-」(平野俊一監督、12月24日公開)の主題歌「木星 feat. 稲葉浩志」の詳細が12月11日、発表された。楽曲入り予告(90秒)も公開された。

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 福山さんにとって稲葉浩志さんは、アーティストとして、その人間性も含めて愛してやまない存在。これまで、2014年に稲葉さんのオフィシャルサイト「en-zine(エンジン)」の企画で、お互いが大ファンである「UFC(総合格闘技)対談」に福山さんがゲストで出演。また2020年には福山さんデビュー30周年YouTube対談企画に稲葉さんが出演するなど交流してきた。

 今年1月、福山さんは自身が主演する「映画ラストマン -FIRST LOVE-」の主題歌のオファーをプロデューサーから受けた際、「KOH+の『最愛』のように、“中の人”が表現しているからこそ、映画と主題歌が地続きでつながっている。という感じが理想です」と伝えられたことで楽曲提供を快諾。映画は「無敵のバディーが挑む、新たな難事件」というストーリー展開のため、「音楽の最強バディー」として稲葉さんに声掛けをしたいという思いに至った。

 今回、福山さんが稲葉さんに直接依頼することもできたものの「稲葉さんが断りたくても断りづらい流れになってしまってはいけない」と、あえて正規のルートとして互いのレコード会社を通じて申し入れをしたという。そんな福山さんの思いを受け、稲葉さんは「面白いプロジェクトですね」とオファーを快諾。稲葉さんはその時点で仮編集されている「映画ラストマン」の世界観をくみ取り、先に制作されていた福山さんのメロディーに歌詞を乗せていった。

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 互いに海外での仕事やそれぞれの活動で多忙な中、まずは福山さん自身のレコーディングスタジオで、稲葉さんの歌唱のキー確認が行われた。福山さんのアコースティックギター1本に稲葉さんが仮歌で楽曲キーを探っていくという奇跡のセッションが実現。そこからデータのやりとりや、詞の世界観を共有するなどの綿密な作業を行い、10月に楽曲が仕上がり、「音楽の最強バディー」である2人の歌声が響き合う、「最強のラブソング」が誕生した。福山さんの楽曲となる「木星 feat. 稲葉浩志」のデジタルリリースは、映画公開日と同日の12月24日に決まった。

 「ラストマン-全盲の捜査官-」は、2023年4月期にTBS系で放送された連続ドラマで、福山さん演じる全盲の人たらしのFBI特別捜査官・皆実広見と、大泉洋さんが演じる犯人逮捕のためには手段を選ばない刑事・護道心太朗がバディーを組んで難事件に挑んだ。

 映画は、ある事件の捜査のために北海道へと向かった皆実と心太朗。そこで出会ったのは、世界的な天才エンジニアであるがゆえに謎の組織から追われていた皆実の初恋の人、ナギサ・イワノワ(宮沢さん)だった。謎の組織から追われていたナギサは、命の危険を感じ米国への亡命を希望していた。皆実と心太朗は、護道泉(永瀬さん)やFBIから新たに派遣されたクライド・ユン(ロウンさん)、CIA、北海道警の合同チームと共に事件に挑むが、内通者によって情報が漏れ襲撃を受けてしまう……と展開する。

 福山さん、稲葉さんらのコメントは以下の通り。

 ◇福山雅治さんのコメント

 大泉さん演じる護道さんとともに数々の難事件を解決してきた皆実さん。そんな皆実さんを心に宿しながら、音楽で最強バディーを組ませていただくとしたら? それは、日本が生んだ史上最高のロックヴォーカリストである稲葉浩志さんしか考えられない、という厚かましい一択と揺るぎない直感でした。

 今回、この大胆なオファーができたのは、僕の中の皆実さんが「稲葉さんにお願いしてみましょう!」と突っ走ったからとしか考えられません。なぜなら、先日の東京ドームも拝見させていただきましたが、どの瞬間も全身全霊で歌い、オーディエンスの本能を刺激し続ける姿を目にし、今更ながら稲葉さんにオファーをしたことにひとりひっそりビビっている自分がいました。

 今作「木星 feat. 稲葉浩志」は、「映画ラストマン -FIRST LOVE-」の核心を射抜く歌詞、力強くも深い包容力のある歌唱が刻まれています。そんな稲葉さんの表現に導かれたレコーディングは「創造のツボ押し」状態でした。自分一人のソングライティングでは生まれ得ないメロディー、転調、編曲、ジャケット、MV、さまざまなアイデアが湧いて、湧いて仕方なかったです。

 永遠に終わりたくなかった稲葉さんとの創造が終わり、こうして皆さまに楽曲をお届けできることが心からうれしくもあり、同時に寂しくもあります。この楽曲が皆さまの「心を照らす光」となることを願います。

 ◇稲葉浩志さんのコメント

 福山さんと、音楽をやる歓びを感じながら、怒涛の勢いでやりとりをしながら、完成までの道程を楽しませていただきました。

 なんと贅沢な時間だったでしょう。

 我々の想(おも)いが詰まった“木星”がラストマンの世界を優しく彩ってくれることを祈っております。

 ◇東仲恵吾さん(「映画ラストマン-FIRST LOVE-」企画プロデュース)のコメント

 この度、映画ラストマンを彩る「最強で最高な主題歌」がついに発表されました。

 主演の福山さんから以前、“映画のエンディングを飾る曲は、作品のピリオドを打つ、まさに作品の一部”だというお話を伺っていました。

 だからこそ、今回、主題歌のオファーは、皆実さんを演じる福山雅治さんご本人にぜひお願いしたいという強い思いから実現したものです。

 そして、そこで福山さんから提案されたのは、私たちの予想を遥かに超える、思いもよらないサプライズでした。

 映画をご覧いただいた上で、作品の世界観を深く理解してくださった稲葉浩志さんが紡ぎ上げた、魂を揺さぶる歌詞。この作品への熱い想いをすべてぶつけてくださった福山雅治さんによる渾身(こんしん)の楽曲。

 まさに、映画「ラストマン」の物語を完成させる、究極の「最後のピース」が今、ここに出来上がったという確信に満ちています。

 この感動を、ぜひ劇場の大スクリーンで、その耳で体感してください!

「映画ラストマン -FIRST LOVE- 」主題歌予告(90秒)

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