ペリリュー -楽園のゲルニカ-:主人公の相棒・吉敷の純朴で心優しい素顔 本編映像公開

「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」の一場面(c)武田一義・白泉社/2025「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」製作委員会」
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「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」の一場面(c)武田一義・白泉社/2025「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」製作委員会」

 太平洋戦争の激戦の地、ペリリュー島を生きた若者たちを描いた武田一義さんのマンガが原作の劇場版アニメ「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」の本編映像がYouTubeで公開された。主人公・田丸均の相棒となる吉敷佳助の純朴で心優しい素顔が垣間見える映像となっている。同作は、終戦80年を迎えた2025年12月5日に劇場版アニメとして公開された。

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 公開されたのは、息抜きの宴会が催された後、田丸と吉敷が語らい合うシーン。吉敷は、自身の出征に伴い日本に残してきた家族、母と妹の写真を取り出し、ボロボロになってしまう前に2人の似顔絵を描いてほしいと田丸に頼み込む。吉敷の信念や思いをくみ取り、快く引き受ける田丸と、これまでにはないリラックスした笑顔を見せて、うれしげに見守る吉敷が描かれている。

 同作は、1万人の日本兵が送り込まれ、終戦を知らずに2年間潜伏して最後まで生き残ったのはたった34人といわれる太平洋戦争の激戦の地、ペリリュー島を舞台に、マンガ家志望の兵士・田丸の視点で、戦場を生きる若者の姿が描かれた。マンガ誌「ヤングアニマル」(白泉社)で2016~21年に連載され、2017年に第46回日本漫画家協会賞で優秀賞に選ばれた。スピンオフ「ペリリュー外伝」も連載された。

 アニメは、「魔都精兵のスレイブ」などの久慈悟郎さんが監督を務め、「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」などのシンエイ動画と、「ドッグシグナル」などの冨岳が制作する。原作者の武田さんと西村ジュンジさんが脚本を手掛ける。

「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」本編映像

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