1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（12月6〜12日）は、米倉涼子さん主演で人気を博した「ドクターX～外科医・大門未知子～」が、韓国でリメークされること、成田凌さんが「冬のなんかさ、春のなんかね」で、杉咲花さんの恋人役を務めることなどが話題になった。前後編で取り上げる。

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　12月9日、豊嶋花さんと「M！LK」メンバーの山中柔太朗さんが、日本テレビ系の火曜プラチナイト枠「ドラマDEEP」で2026年1月6日から放送される連続ドラマ「黒崎さんの一途な愛がとまらない」（火曜深夜0時24分）でダブル主演を務めることが明らかになった。豊嶋さんが同局のドラマで主演を務めるのは初めて。ドラマは、累計80万部突破の岡田ピコさんの同名マンガ（フレックスコミックス）が原作で、恋愛経験ゼロのピュアな2人が紡ぐ新感覚のラブコメディー。高校生の白瀬小春（豊嶋さん）が、父が切り盛りするおにぎり屋を手伝っていると、「この10億円で、僕と結婚してください」と突然プロポーズされる。小春の前にいたのは、青年の黒崎絢人（山中さん）だった……。

　10日、「なにわ男子」の西畑大吾さんが、2026年1月20日にスタートするMBS・TBS「ドラマイズム」枠（MBS火曜深夜0時59分、TBS火曜深夜1時28分）のドラマ「マトリと狂犬」で、連続ドラマ単独初主演を務めることが明らかになった。役作りのために、金髪にヘアーチェンジしたビジュアルも公開された。田島隆さんが原作、作画はマサシさんが担当し、2021年から「ヤングチャンピオン」（秋田書店）で連載スタートしたマンガ「マトリと狂犬 －路地裏の男達－」が原作。西畑さん演じる梅沢恭之介は、売れっ子の子役だったが現在は薬物の売人。だが、ひょんなことで麻薬取締官（通称マトリ）と警察のダブルスパイという地獄の立場に追い込まれていく……。

　10日、佐藤浩市さんと松雪泰子さんが、織田裕二さん主演で2026年2月15日からWOWOWと動画配信サービス「Lemino」で放送・配信される連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」に出演することが分かった。佐藤さんは宋国の帝を守る禁軍の武術師範としてその名を馳（は）せる王進役、松雪さんは宋江（織田さん）に仕える間者（スパイ）の馬桂役を演じる。新たなビジュアルと場面写真も公開された。ドラマは、北方謙三さん著の歴史大河小説の金字塔「水滸伝」シリーズ（全19巻、集英社文庫）が原作。

　10日、仲野太賀さん主演の2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟！」（総合、日曜午後8時ほか）の新キャスト11人が発表され、戦国大名の今川義元役で大鶴義丹さん、室町幕府最後の将軍・足利義昭役で尾上右近さんが出演することが分かった。また、主人公の小一郎（後の豊臣秀長、仲野さん）と藤吉郎（後の豊臣秀吉、池松壮亮さん）兄弟が仕える織田家と対決する“美濃勢”の蜂須賀正勝役で高橋努さん、大沢次郎左衛門役で松尾諭さん、次郎左衛門の妻・篠（しの）役で映美くららさん、稲葉良通役で嶋尾康史さん、氏家直元役で河内大和さん、前野長康役で渋谷謙人さん、安藤守就役で田中哲司さんが出演する。1月4日放送開始、初回は15分拡大

　11日、成田凌さんが、2026年1月期の連続ドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」（日本テレビ系、水曜午後10時）で、主演の杉咲花さんの恋人役を務めることが明らかになった。2人は、NHK連続テレビ小説「おちょやん」（2020年）でも夫婦を演じた。「弥生、三月-君を愛した30年-」などでも杉咲さんと共演してきた成田さんが今回演じる佐伯ゆきおは、小説家の主人公・土田文菜（杉咲さん）の現在の彼氏。職業は美容師で、コインランドリーを訪れた際に文菜と出会う。優しく真っすぐな性格で、好きな音楽や他愛のない会話から文菜に興味を抱き、つきあうことになるという役どころだ。「冬のなんかさ、春のなんかね」は2026年1月14日スタート。

　11日、戸次重幸さんが、松嶋菜々子さん主演で2026年1月8日にスタートするテレビ朝日系の連続ドラマ「おコメの女－国税局資料調査課・雑国室－」（木曜午後9時）に出演することが分かった。主人公の税務調査官、米田正子（松嶋さん）に根深い恨みとコンプレックスを持つ上司の麦谷実を演じる。戸次さん演じる麦谷は、財務省のキャリア組で、複雑国税事案処理室（通称ザッコク）の上長にあたる東京国税局課税第二部長。同期入省の正子と新人研修で比較され、赤っ恥をかかされたことを未だに根に持っている。正子のことを「こめだ・まさこ」としつこく呼び、しょっちゅう横槍を入れてくる。

　12日、米倉涼子さん主演の人気医療ドラマ「ドクターX～外科医・大門未知子～」（テレビ朝日系）が、韓国でリメークされることが分かった。韓国の大手制作会社スタジオドラゴンとスタジオSがドラマ制作し、2026年に地上波放送局SBSで「ドクターX：白いマフィアの時代」と題して放送される。韓国版は、医療の世界を舞台にした社会派サスペンス「メディカル・ノワール」としてリメークする。大門未知子にあたる主人公のケ・スジョンを、大ヒットドラマ「涙の女王」（2024年）で主演したキム・ジウォンさんが演じる。岸部一徳さんが演じた神原晶にあたる名医紹介所の所長チャン・ヒスク役で、映画「パラサイト 半地下の家族」（2019年）などで知られる実力派イ・ジョンウンさんが出演する。

　12日、大地真央さんが、「おコメの女－国税局資料調査課・雑国室－」に出演することが分かった。大地さんが演じるのは元国税調査官で、かつて正子の上司だった飯島作久子。どんな裏金も見つけ出す“ガサ入れの魔女”として恐れられていたが、ある事案で大きなトラウマを抱え、税務署に異動。高齢者の申告相談を受けるなど穏やかな日々を送っていたところ、米田正子（松嶋さん）に引き抜かれて東京国税局の複雑国税事案処理室（通称ザッコク）のメンバーとなる。松嶋さんが役に合わせて髪をばっさり切りショートヘアになったが、大地さんもおかっぱヘアに“イメチェン”して臨む。