北香那:朝ドラ初出演の昨年は飛躍の一年に 2026年は「ご縁を大事にしたい」 デビュー当時から変わらぬ思いは「芝居にぞっこん」

1月5日にスタートする夜ドラ「替え玉ブラヴォー!」で主演を務める北香那さん
1 / 3
1月5日にスタートする夜ドラ「替え玉ブラヴォー!」で主演を務める北香那さん

 1月5日にスタートするNHK夜ドラ「替え玉ブラヴォー!」(総合、月~木曜午後10時45分)。「友情」に「ラーメン」「クラシック・バレエ」が絡む、ちょっとブラックな大人のためのコメディーで、俳優の北香那さんが広告代理店で働くラーメン好きな主人公・千本佳里奈を演じる。2025年は連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」に出演するなど、北さんにとっても飛躍の一年に。現在28歳ながらも芸歴はすでに16年目を迎えるが、デビュー当時から変わることなく「芝居にぞっこん」だと語る北さんに、初の朝ドラ出演への思いや、今後の展望などについて語ってもらった。

あなたにオススメ

 ◇朝ドラ出演が「向上心につながった」

 北さんは、1997年8月23日生まれ、東京都出身の28歳。13歳のときに俳優デビュー、2017年にオーディションを経て350人の中から「バイプレイヤーズ」シリーズ(テレビ東京系)に登場する中国人・ジャスミン役に抜てきされた。2018年には、劇場版アニメ「ペンギン・ハイウェイ」で声優に初挑戦。その後も、NHK大河ドラマ「いだてん」(2019年)、「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年)など数多くの話題作に出演し、2025年度後期の朝ドラ「ばけばけ」で、ヒロインの“恋のライバル”で才色兼備な島根県知事の娘・リヨ役を好演し、話題になった。

 「朝ドラに出演するのは目標の一つでもあった」と語る北さん。周囲からの反響の大きさに驚いたといい、「自分が朝ドラに出演したんだという実感がじわじわと、幸せな気持ちと一緒に湧いてきました」と笑顔を見せる。

 「祖父と祖母が朝ドラを毎朝楽しみに見ていて、孫が出演することをすごく喜んでくれたので、祖父母孝行ができたのかなという気持ちです。あとは、母と一緒に初登場シーンを見たのですが、意外にも母が私の横で泣いてしまって。『もう一回見ていい?』と何回も繰り返し見て、すごく喜んでくれました。憧れの朝ドラが、家族との関係の架け橋にもなってくれて、すごく幸せでした」

- 広告 -

 演じるリヨは、英語交じりで話す個性的な人物。ともすれば高飛車にも見えるキャラクターだが、北さんは「憎めないリヨでいたい。そこはすごく意識しながら演じました」と振り返る。

 「リヨ役は初めての経験が多かったんです。英語のせりふも、お琴を弾くのも初めてで。不安なことももちろんありましたが、『全部楽しむ』ということを改めて教えてくれた作品でした。大変なことも楽しんでしまえば苦じゃないというか、学びに変わるというか……。それを『ばけばけ』を通して再認識させてもらいましたし、目標だった朝ドラに出演できたことで『役者として頑張りたい』という向上心につながったと思います」

 ◇“本当の自分”が「よく分からなくて(笑)」

 「バイプレイヤーズ」のジャスミン、「ばけばけ」の“おリヨ様”、そして今回「替え玉ブラヴォー!」で演じる佳里奈など、クセのある役を演じることも多い北さん。演じる役ごとにガラリと印象を変える北さんだが、“本当の自分”をどのような人物だと捉えているのだろうか。

 「それが自分でもよく分からなくて(笑)。私をよく知る友人に聞いた時は、『猪突猛進』と言われました。そこは、恋に真っすぐなおリヨ様や、すぐに暴走してしまう佳里奈とリンクする部分もあるかもしれません。とはいえ、繊細なところもありますし、最近では場面によって必要なマインドに切り替える作業もできるようになりました。『これが大人になるってことなのか!』と思いましたね」

 そんなマインドの切り替えが、幅広い役を表現する演技力につながっている。

 「自分の表現にあまり型がないのかもしれません。何者でもないというか。スイッチを切り替えて、いろいろな役に対応できることは、一つ強みとして捉えてもいいのかな、と思う時もあります」

 ◇今後の展望は?

 念願の朝ドラ出演を果たすなど、大活躍だった2025年を振り返り、北さんは「あっという間でした。 早かったですね」と語る。

 「自分の感情やテンションのコントロールをする。自分の機嫌は自分で取るというのが、2025年のテーマでした。最近は、何かあってグッと堪えなきゃいけないときに、『我慢! 我慢!』と明るく声に出して、“ポップ化”させて思考を変えています。そうすると自然と心も休まりますし、あまり思い詰めずに済む気がします」

 そんなふうに自分と向き合った1年を経て、2026年は「ご縁を大事にしたい」と言葉に力を込める。

 「朝ドラをはじめ、これまでしたことがない経験が2025年には詰まっていましたし、初めての出会いもたくさんありました。そういったご縁を繋げられるような1年にできたらいいなと思います。昨年は自分と向き合う時間が多かったので、今年は他者と向き合えたらいいな」

 2010年のデビューから16年が経ち、俳優としてキャリアを重ねてきた北さん。今後の目標を尋ねると、「仕事をさせてもらっているとき、芝居している時が、自分にとって一番楽しい時間。だから、それをずっと続けていきたい」と目を輝かせる。

 「演技は、仕事であり、趣味でもありますし、自分の中で本当に大事なものなので、ずっと続けていけたらいいなという野望もあって……。作品やスタッフさんと出会って、新しい何かを作っていく。本当に楽しくて魅力的な仕事だなと思います。16年ほど俳優の仕事を続けていますが、デビュー当時からその思いは変わりませんし、芝居にぞっこんなので、今後もその気持ちを大切にしていきたいです」

写真を見る全 3 枚

テレビ 最新記事