名探偵コナン
#1197「旋風のコスプレライダー」
4月11日(土)放送分
寺嶋裕二さんの人気野球マンガ「ダイヤのA(エース)」が原作のテレビアニメ「ダイヤのA actII -Second Season-」がテレビ東京系ほかで放送されている。2019年4月~2020年3月に放送された前作から約6年ぶりの続編で、青道高校野球部のエースナンバーを背負った主人公・沢村栄純の2年目の夏の活躍が描かれる。2013年にスタートした「ダイヤのA」第1期から沢村栄純を演じ続ける声優の逢坂良太さんに作品に懸ける思いを聞いた。
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「ダイヤのA」は、2006年に「週刊少年マガジン」(講談社)で連載をスタートし、続編の「ダイヤのA actII」が2015~22年に同誌で連載された。主人公・沢村栄純が高校野球の名門・青道高校に入学し、野球部で御幸一也、降谷暁、小湊春市らと高校野球の全国頂点を目指す……というストーリー。テレビアニメの第1期が2013年10月~2015年3月、第2期が2015年4月~2016年3月、「actII」が2019年4月~2020年3月に放送された。
前作から6年ぶりとなる待望の続編。逢坂さん自身も「ようやくです」と感慨深げだ。
「ただ、自分の中では『続きをできる』という確信があった作品なので、あとはいつやるか、時を待つだけでした。続きをやれないかもしれないというのは一切なかったので、その期間が6年だったという」
続編アニメの制作は、2024年5月の配信イベントでサプライズで発表され、「やっぱりうれしかったです。僕らには完全なるサプライズで発表されたので、本当に驚きました。どうにかして涙を抑えた記憶があります」と振り返る。
逢坂さんが演じる沢村栄純は、高校2年生の左腕のピッチャーで夏大会からエースナンバーを託された。闘志むき出しの熱い精神力が持ち味で、青道野球部のムードメーカー。ほかのメンバーと比べてひときわ声もでかい。逢坂さんにとっては「自分の中で一番長く演じているキャラクター」と思い入れも深い。
久々の収録に臨んだ際の気持ちを聞くと「個人的な問題なんですよね。声が持つかどうか。そこだけだったんです」と明かす。
「正直、1、2話目は自分の中ではまだ(声が)出しきれていないなという部分がありました。OKはいただいたんですけど、『まだまだ出せるはず』『ここじゃない』と思いながらやった記憶があります。1話目は長ゼリフがあったのですが、テストの時はすごくきれいに出たんです。『もうリハビリいらないじゃん』と思っていたら、本番でめちゃくちゃ裏返ってしまって。『やばい、やっぱり年は取っているな』と。2話目はそこまで長ゼリフはなかったので、ラクなところでしゃべれたのですが、3話目になって急に『あ、ここだ』と、今まで自分が使ってたところをようやく使えるようになった。だから、3話目にしてリハビリが終わるという。1、2話目は僕の中ではもどかしかったです」
3話目で何かを掴んだ時、「あ、枯れてないな」とも感じられた。沢村は叫ぶシーンも多く、喉を使うキャラクターのため、これまでも次の収録まで期間が空いた際は「仕事帰りなどに、車の中で無駄にでかい声で叫んでリハビリをやっていた」という。今回も、喉の“沢村筋”を復活させるためのリハビリが必要だった。
「ほかの役と比べて、沢村の叫びは違いますね。似た叫びをする時はあるんですけど、全部が全部そうではなかったりするので、あれは自分の中でも独特です」
逢坂さんは沢村を演じることは「全部が楽しい」と言い切り、「沢村を演じられることが、もううれしいし、楽しいことなので、また沢村を演じられるうれしさがやっぱり強い」と語る。「ダイヤのA」第1期の頃から沢村を演じる中で大切にしているのは、その「真っすぐさ」だ。
「あまりこねくり回さないというか。思ったことをそのまま伝えるキャラクターではあるので、そこを大事にしています。変に深く考えすぎずに、『こいつがしゃべったことをそのまま受け取ってしゃべろう』という感覚でいます。もちろん、内心思っていることと、表に出すことが違う部分も少なからずはあるので、そこは考えますが、基本的には、真っすぐ自分の気持ちを正直にぶつけてくれる。僕自身も正直それを受け取って、真っすぐ表現したいなと思ってやってきました」
続編でも「演じ方は何も変わっていない」という。
「表現の仕方は変わっているかもしれないです。自分自身、いろいろな作品での経験値、表現の仕方も蓄えられているので、当時は思い浮かばなかった表現の仕方を取り入れようかなとは思います。気持ちでは変わっていないけれども、言い回しとかそういったところで細かく変わっている部分はあるかもしれないです」
アニメ「ダイヤのA」シリーズは、逢坂さんはじめ、降谷暁役の島崎信長さん、御幸一也役の櫻井孝宏さん、倉持洋一役の浅沼晋太郎さん、小湊春市役の花江夏樹さん、川上憲史役の下野紘さんら豪華声優陣も魅力となっている。声優陣がそろった久々の収録は「いやぁ、気持ちよかったです!」と笑顔を見せる。
「あの頃と何も変わらないというか。キャストも、無印の頃からやっていた人が戻ってきてくれたりもしたので、その驚きとうれしさもありました。いろいろな意味で昔を思い出せたので、戻ってきやすかったというか。皆さん、あの時の感覚プラス、それぞれ経験してきたものを出してくれるので、やっていてやっぱり楽しいですね」
中でもガヤ収録が印象に残っているという。
「この作品は試合になると、ガヤがめっちゃ多いんです。使い回してもいいのにと思うこともあるのですが、毎回シチュエーションに合わせたガヤを録るんです。しかも、収録が全部終わった後じゃなくて、Aパートが終わってから録るんです。そうすると、次にBパートの収録があるから、ちょっと手を抜きたくなるじゃないですか。でも、僕を含めみんな全力でやるんですよね。めちゃくちゃでかい声でやっていて。この間の収録の時は、市大三高の田原監督を演じてらっしゃる加藤(亮夫)さんがガヤで大声を出しすぎて、Bパートの本番で声がカスカスになっていました。それくらい気合を入れてやってくださってるんだって、すごくうれしくなりました。そういう現場で主役としてやらせてもらっているって、こんなに幸せなことはないなと、改めて感じました」
逢坂さんは、青道高校野球部の魅力は「全員野球」だと語る。「ダイヤのA」の収録現場もまさに全員が全力を出す熱い現場のようだ。
待望の続編は、懐かしさと新しさの両方が感じられる映像となっているという。
「今回、僕も完成前の映像を見た時点で、あの当時の雰囲気を感じられましたし、アニメーションの表現の変化もすごく見えました。懐かしいと感じる方もいるし、『こんな表現、今まで見たことなかった』と感じる方もいると思います。今まで見てくださっている方はそのまま楽しんでいただきたいですし、これまでのシリーズを見ていない方も楽しめる作品になっていると思います。ここから見始める方は、配信もありますのでさかのぼっていただいて、ちょっとずつ追いついていただきたいなと。ぜひ皆さんのペースで楽しんでいただければなと思います」
沢村栄純ら青道高校野球部の熱い夏の戦いを堪能したい。(しろいぬ/MANTANWEB)
※島崎信長さんの「崎」は正しくは「たつさき」。
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