名探偵コナン
#1198「シンデレラの靴」
4月18日(土)放送分
武田綾乃さんの小説が原作のテレビアニメ「響け!ユーフォニアム」の第3期「響け!ユーフォニアム3」を再構築した劇場版「最終楽章 響け!ユーフォニアム」の前編が、4月24日に公開される。テレビアニメ第1期がスタートしてから約11年たち、完結編となる「最終楽章」が公開されることになった。主人公・黄前久美子役の黒沢ともよさんに「響け!ユーフォニアム」への思いを聞いた。
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「響け!ユーフォニアム」は、北宇治高校の吹奏楽部を舞台に、ユーフォニアム担当の黄前久美子ら吹奏楽部員が成長する姿を描いている。テレビアニメ第1期が2015年4~6月、第2期が2016年10~12月、第3期が2024年4~7月に放送された。「最終楽章」は、テレビアニメ第3期の本編カットをブラッシュアップし、新たなシーンを多数追加した。
「響け!ユーフォニアム」は、これまで「劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」「劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~」などの劇場版が公開されてきた。「北宇治高校吹奏楽部へようこそ」「届けたいメロディ」は、テレビアニメを再構築し、新規シーンを追加した劇場版ではあるが、新規シーンのセリフのみを収録するのではなく、全てのセリフを再収録した。「最終楽章」も同様だ。
「第3期は、先の展開が分からないまま走ってきました。10年の絆があるからこそできたところもありました。もう一度演じられるのは、この上ないぜいたくだと思いながら演じていました。なかなかできることではないですし、思う存分味わい尽くしたいという気持ちでした。音響監督の鶴岡(陽太)さんからは『収録し直す意味のある音にしよう』というお話があり、『届けたいメロディ』から真っすぐつながる続編のような気持ちで収録に臨みました。実際に『届けたいメロディ』の最後のシーンから始まりますしね。ナレーションは、未来から過去を振り返る言葉選びではなく、『現在進行形』『今、生きてる瞬間の言葉』というお話もあり、模索しながらやりました」
久美子は数々の困難を乗り越えながら、成長していった。「最終楽章」では3年生、部長になった。これまで積み重ねてきた思いを大切にしながら、再び久美子、作品に向き合った。
「『テーマはフレッシュ』とも言われて、1年生のときを顧みるようにお芝居を継承しようとしました。みんなで、昔に心を寄せながら演じ直したりもしています。久美子は3年生になって、私たちもその間に時間を過ごしているので、キャラクター同士の関係性と私たち(声優陣)の関係性も近くなっています。これまで、スタッフの皆さん、楽器の演奏チームの皆さんともお会いできる機会をいただいていましたし、10年かけてすごくいい空気ができ上がっているんです。その思いを感じながら演じていました」
第3期は、さまざまな名場面が生まれた。久美子だけでなくさまざまなキャラクターの思いが交錯し、クライマックスに向けて物語が進んでいった。再収録する中で、特に印象に残っているシーンがあるという。
「(高坂)麗奈との関係性を深めるシーンがあるのですが、テレビシリーズでは、ほかのキャラクターのエピソードも随所に混ざりながらでした。今回は久美子視点で物語をギュッと詰め込まれているので、麗奈と久美子の関係性を強く感じることができました。改めて、花田(十輝)さんの脚本のすごさを感じました。特に再収録して有意義だったと思っているのが、二人で『一年の詩』をイヤホンで聴くシーンです。セリフ自体は多くはないのですが、ぴったりとはまった感覚がありました。今だから出せた二人の空気になっていて、もう一度できたことがうれしかったです」
第3期は、麗奈が久美子に対して「だったら、部長失格ね」と言い放つシーンも印象的だった。見ていて苦しくなるシーンだった。
「テレビシリーズでは、この先が分からない中で演じていて、虚無感がすごく強かったです。今回は、演出が加わることで、麗奈と(黒江)真由の見え方が少し違っていて、麗奈と対峙(たいじ)したときの久美子の受け取り方も少し違って見えます。絶望というよりは、葛藤を強く感じました。『部長失格ね』と言われて、立ち止まる感覚があったけど、今回は重たさを感じながら、それでも前に進んでいる理由を自分で探し続けようとする。滝(昇)先生の言葉が加わって、彼女なりのもがき方に変わっていく流れが鮮やかで、劇場で見てスカッと楽しんでもらえるんじゃないかなと思いました」
第10話「つたえるアルペジオ」で、久美子が部員の前で思いを伝えるシーンに涙したファンも多いはず。第3期の屈指の名場面で、神回とも呼ばれている。
「同じお芝居をもう一回しようとしたら、どれくらい同じになるんだろうとワクワクしながら臨んだのですが、思い出があって、言葉の力が強すぎて同じところで涙が出るんです。不思議だったんですけど、何回やっても同じなんです。今でも泣けるくらいです。10年間の思いが重なって、武田先生と花田さんの強力な言葉を前に、私たちはただなす術もなく、ねじ伏せられるような感覚があります。私ができることは少なくて、あのセリフを発すると自然にそうなっていくんです」
黒沢さんは「不思議なんですけど……」と続ける。
「久美子としては泣きたくないと思っていて、私もそう思いながらお芝居しています。涙は出てしまっている感覚なんです。映像ができた状態で収録したのですが、私が涙をこらえきれなくなると、映像の久美子も涙が出そうになっていて、自然に合っているんです。だから、スタッフの皆さんの手のひらで転がされているんだろうなって(笑)。テレビシリーズと劇場版を聞き比べてみたいです」
テレビアニメ第1期がスタートしてから約11年がたった。黒沢さんにとって「響け!ユーフォニアム」は代表作の一つになった。
「19歳のときから演じていますし、『20代の全て』ですね。人格形成においても、影響を受けていますし、おてんば娘だった私が、彼女の思考を声に出してなぞることで、コミュニケーション力を教えてもらったように感じています。おなかが痛くなるかもしれないけど、一度は飲み込んでみる。とりあえずやってみる。久美子もそうじゃないですか。だから、久美子は先生みたいな存在なのかもしれません」
久美子にとって高校生活は激動の3年間となった。黒沢さんも約11年にわたって久美子を演じる中で感じていることがある。
「ありがたいことに、真ん中に立ち続けてきたことで、みんなでアフレコする楽しさが昔よりも分かった気がします。一人じゃなくて作品として進んでいきたいと心から思えるようになって。みんなと一緒に走る楽しさを感じています。自分がつまずいたとしてもチームが勝てばいい。そんな気持ちになる経験をたくさんさせていただきました。それに大人になりましたよね。最初は19歳だったわけですから。久美子は前のめりの3年間でしたが、私は少し俯瞰して見られるようになってきました」
インタビュー時は「最終楽章」の後編はまだ収録していなかった。
「後編を収録すると、本当に終わっちゃう……と感じると思います。『響け!ユーフォニアム』は、挑戦する場所なんです。それが終わってしまう怖さがあります。みんなで作品に向き合ってきて、楽しかったし、やれることは全部やってきたけど、まだまだだなと感じることもあって、そういう場所がなくなるのかと思うと。寂しさを通り越して怖いんです。自分でどうにかしていかなきゃいけない。大人にならなきゃいけないと思います」
「最終楽章」は、黒沢さんと久美子が駆け抜けてきた軌跡の集大成になる。大きな画面と極上の音響でじっくり堪能してほしい。(阿仁間満/MANTANWEB)
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