ワンピース
第1160話 雪原の邂逅 呪いの王子ロキ
5月3日(日)放送分
山下清悟さんの初の長編監督作となるオリジナルアニメ「超かぐや姫!」。“Netflix映画”として1月22日に配信を開始し、好調を受けて、2月20日に劇場上映をスタートした。Netflixで先行配信された作品としては異例のヒットを飛ばしている。SNSなどで話題になっていることもあり、タイトルは聞いたことはあるが、どんな作品なのかよく知らないという人も多いかもしれない。“超話題”の「超かぐや姫!」を解説する。
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監督を務める山下さんは「呪術廻戦」第1期、「チェンソーマン」「うる星やつら」など人気アニメのオープニング映像、「ポケットモンスター ソード・シールド」のオリジナルアニメ「薄明の翼」を手がけてきたが、長編アニメの監督は初めて。制作は「ペンギン・ハイウェイ」などのスタジオコロリドと、山下監督率いるスタジオクロマトということもあり、アニメファンの間では、配信前から注目を集めていた。
制作発表時のインパクトも大きかった。ヒット曲「メルト」などで知られるクリエーター集団「supercell(スーパーセル)」のryoさんをはじめ、豪華ボカロPが楽曲提供することが発表され、早見沙織さん演じるメインキャラクターの月見ヤチヨが人気ボカロ曲を新規リミックスした「ワールドイズマイン CPK! Remix」を歌う特報映像が昨年11月に公開され、1カ月足らずでSNSでの総再生数は1500万回を突破した。
1月22日に配信を開始すると、翌日にはNetflixの国内における「今日の映画TOP10」で1位を獲得するなど好調な滑り出しを見せた。SNSなどで「映画館で見たい」と切望するファンの声が多数寄せられ、劇場公開が決定。2月20日の劇場公開を前に、各劇場ではチケットが即完で満席となる上映回が相次ぎ、中には上映回を急きょ追加し、1日10回以上も上映する劇場も出てくるなど異例の事態となった。
劇場公開後も驚きの勢いを見せる。当初は19館での上映ながら、4日間で興行収入が約2億9122万円、観客動員数が約14万8000人を記録。1週間限定だった上映期間を延長、館数を拡大し、上映されることになった。その後も、春の大作が公開される中、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)では10週連続でトップ10入りし、興行収入が20億円、観客動員数が102万人を突破するなどヒットを続けている。オンラインイベントに向けて実施されたクラウドファンディングでは、最終支援額が目標の4057%という驚異的な記録を達成。小説、コミカライズなどの関連書籍の累計発行部数は50万部を突破するなど多方面で話題になっている。
そもそもどんな物語なのだろうか。「超かぐや姫!」は、タイトルの通り、誰もが知っている日本最古の物語「竹取物語」をモチーフとしている。「竹取物語」の冒頭で竹取の翁が輝く竹の中からかぐや姫を見つけたのと同様に、「超かぐや姫!」では、女子高生・酒寄彩葉が七色に光り輝く電柱の中から現れたかぐやと出会う。
舞台は“今より少しだけ先の未来”。現実世界とは別に、ツクヨミと呼ばれるインターネット上の仮想空間が存在する。大きくなったかぐやは、彩葉も憧れる大人気ライバー・月見ヤチヨが管理人を務めるツクヨミでライバー活動をしたいと言いだし、彩葉はその活動を手伝うことになる。彩葉がプロデューサーとして音楽を作り、かぐやがライバーとして歌うことで、二人は少しずつ打ち解けていく。「竹取物語」と同じく“別れ”も予感させる。
誰もが知っている古典と仮想空間、AI、配信者、ボカロ、アイドルといった現代ならではの要素を融合した。
「超かぐや姫!」の大きな特徴は、豪華ボカロPによる楽曲をふんだんに使った“音楽アニメ”であることだ。書き下ろしの新規楽曲のほかにも、「ワールドイズマイン」や「メルト」「ハッピーシンセサイザ」といった人気ボカロ楽曲のアレンジバージョンやカバーが劇中歌として使用され、“ボカロ世代”に刺さる選曲となっている。劇中歌を歌うかぐや役の夏吉ゆうこさん、ヤチヨ役の早見さんは歌唱力に定評があり、YouTubeで公開中の各劇中歌のミュージックビデオも人気を集めている。
中でも、エンディングテーマとして流れる「ray 超かぐや姫!Version」は「超かぐや姫!」を象徴する楽曲となった。「BUMP OF CHICKEN」と初音ミクがコラボし、2014年に発表された名曲「ray」を新規アレンジしたもので、作中ではかぐや、ヤチヨがカバーしている。山下監督はインタビューで、ミステリアスなAIのヤチヨは「初音ミクに重なるなという感覚がありました」と語っており、「『超かぐや姫!』と『ray』には初音ミクというファクターがある。そこで結びつくところがあまりにも奇跡だと思いました」と“最後のピース”として「ray」の採用が決まったという。
ライブシーンに加えて、バトルシーンを楽しめる作品でもある。ツクヨミを舞台にかぐやと彩葉、ヤチヨがチームを組み、人気プロゲーマーグループ「ブラックオニキス」と対戦する。山下監督は、3Dならではのカメラワークを生かした迫力のアクションを得意としており、約14分、300カットを超える戦闘シーンは圧巻だ。
「超かぐや姫!」は、「竹取物語」、仮想空間、アイドル、音楽、バトルと要素の多い作品だが、中心にあるのはかぐやと彩葉の関係だ。山下監督は、インタビューでキャラクターの感情の動きを「バカ丁寧に、愚直に」描こうとしたと語っている。
「最近のアニメであれば、『ここはシーンを飛ばしたりするんだろうな』と思うようなところも、丁寧にやりました」「最初に作品の全容を知らない状態で見ると若干タルいと思われる瞬間もあると思うんですけど、そこはむしろ口コミで広がって見てほしいというところもあるので、Netflixの作品としてはちょっと異色のタイプだろうなと思います。古(いにしえ)のノベルゲームみたいな作り方というか。それを意識して作っています」と、ノベルゲームからの影響が作品作りに繋がっているという。
「SFやVR、戦闘などがありますが、それはあくまで舞台装置」とも語っており、見る人の心を揺さぶるキャラクター同士の関係性を細やかに描いている。伏線が張り巡らされ、一度見た後は、2周目、3周目と見返したくなる作品でもある。まずは1周目を体験してもらいたい。(しろいぬ/MANTANWEB)
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