グランド・イリュージョン:「これ本当に撮影するの?」キャストも驚く最新作の異例の制作手法とは? 「映画全体が一つのマジックに」

映画「グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション」の場面カット (R),TM & (C)2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
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映画「グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション」の場面カット (R),TM & (C)2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 スーパーイリュージョニストが華麗なイリュージョンを駆使して巨大な陰謀や犯罪組織に立ち向かうクライムエンターテインメント映画の10年ぶり3作目となる最新作「グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション」(ルーベン・フライシャー監督)が5月8日に全国で公開される。公開を前に、異例の制作手法が明かされた。

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 ◇新たに3人のマジシャンが加わってダイヤモンド強奪劇

 「グランド・イリュージョン」は、ド派手なイリュージョンと観客をも欺く巧妙なストーリー展開が魅力のシリーズ。2013年に公開された1作目「グランド・イリュージョン」(ルイ・ルテリエ監督)は米ラスベガスでのショーの最中にパリの銀行から金を奪うなど、FBIを出し抜き三つの強盗を成功させた。2016年公開の2作目「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」(ジョン・M・チュウ監督)ではスーパーイリュージョニスト集団“フォー・ホースメン”が世界的IT企業の陰謀に巻き込まれ、天才エンジニアとの攻防を繰り広げた。

 その後、姿をくらましていた彼らだったが、3作目では新世代のマジシャン3人を加え、再び動き出す。今回の標的は、ダイヤモンドビジネスの傍ら武器商人や犯罪者の資金洗浄などに手を染めるヴァンダーバーグ社。一族に伝わる史上最高の価値があるといわれるハートのダイヤモンドを盗もうと、ニューヨーク、アントワープ、フランス、南アフリカ、アラビア砂漠、アブダビなど世界を舞台に華麗な強奪劇を繰り広げる。

 キャストには、ジェシー・アイゼンバーグさん、ウディ・ハレルソンさん、デイヴ・フランコさん、アイラ・フィッシャーさんが演じる“ホースメン”のオリジナルメンバーと伝説のマジシャンを演じるモーガン・フリーマンさんが再集結。今回、悪役はロザムンド・パイクさんが、エレガントで冷酷な「ダイヤの女王」としてホースメンの前に立ちはだかる。新たに加わった3人のマジシャンを、ジャスティス・スミスさん、ドミニク・セッサさん、アリアナ・グリーンブラットさんが演じ、「ヴェノム」(2018年)や「ゾンビランド」(2009年)などを手がけたルーベン・フライシャー監督がメガホンをとった。

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 ◇世界最高峰のマジックチームが脚本制作から参加

 シリーズの魅力の一つは、天才マジシャン集団「ホースメン」の華麗なイリュージョンによって見る人全員がダマされる“巧妙なストーリートリック”だ。これまで以上に観客の度肝を抜くストーリー展開にするため、最新作では脚本執筆にプロのマジシャンチームが参加するという異例の制作手法が取られている。

 フライシャー監督は「制作当初から映画にトリックをちりばめるだけではなく、映画全体が“一つのマジック”に見えるようにしたいと考えていました」と、誰もがあっと驚く映画を作り上げるこだわりを明かした。

 細部にいたるまで緻密に計算されたストーリー展開はシリーズの持ち味だが、10年ぶりの最新作ではこれまでで最も予測不可能な物語を作り上げるため、マジックの最高峰「マジックキャッスル」で活躍するトップマジシャンをはじめマジックチームが脚本制作の段階から参加。

 中にはイリュージョンデザイナーとしてブロードウエーミュージカル「美女と野獣」の野獣の変身シーンや、「アラジン」の空飛ぶじゅうたんの演出を手掛けたジム・スタインマイヤーさんも参加しており、ホースメンが乗ったヘリコプターが一瞬で消える驚きのマジックを考案した。

 ホースメンのリーダー アトラス役でシリーズ1作目から出演しているアイゼンバーグさんは最新作の脚本を初めて読んだ時、「前2作の時もそうでしたが、最初に脚本を読んだ時、この物語を作り上げた想像力に圧倒されました。相手が誰であれ、その裏をかくための、本当に賢くて想像力豊かなアイデアがいっぱい詰まっているんです。監督のルーベンに『僕が今読んだこれ、本当に撮影するの?』と思わず聞いてしまいました」と振り返った。さらに、「脚本執筆の段階から全体を通して、プロのマジシャンたちがこの映画にはどんなトリックがピッタリか常に考えていました。撮影現場のセットにはマジックコンサルタントがいて、僕たちキャストは彼らに教わりながら毎日マジックの練習をしていました」と、世界トップクラスのマジシャンたちが全面協力した制作の裏側を語った。

 ◇「CGに頼らずリアリティーを追求したい」マジック7連発をワンカットで撮影

 すでに公開されている、ホースメンがマジックを7連発で披露する本編シーンでは、「CGに頼らずリアリティーを追求したい」というフライシャー監督のこだわりから、「マジックキャッスル」の世界的イリュージョニストらが監修に参加。俳優陣はマジックを完璧に習得して実際にカメラの前で実演するが、ワンカットで撮影されたシーンは成功するまで20回以上テイクを重ねたという。

 フライシャー監督は「ワンカットを実現するためには、膨大なリハーサルが必要でした。キャストたちがそれぞれのマジックを覚えている間に、私たちスタッフは、監修のプロマジシャンたちに協力してもらってセットの配置やカメラワークを徹底的に考えました。カッコいいシーンにするために最後まで調整を続けました」と入念に準備を進めたという。

 アイゼンバーグさんは「監督のルーベンには『チャレンジングすぎるから絶対無理。結局細かく分けて撮って編集でつなぐことになるよ』と冗談で言っていたんですが、最初のテイクで90%くらいうまくいって、みんなで顔を見合わせて『これはいける!』となりました。挑戦的なシーンでも全員がお互いを頼り合い、真剣に取り組んでいて、本当に結束したチームになれたと感じました」と、ぶつかり合いながらも絆を深めていく劇中のホースメン同様、抜群のチームワークで撮影したことを明かしている。

 まばたき厳禁のクライムエンターテインメント作「グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション」は5月8日から全国で公開。

映画「グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション」天才マジシャン集団ホースメンのマジック7連発!本編映像

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