「科学忍者隊ガッチャマン」「タイムボカンシリーズ」など数々の名作アニメを世に送り出してきたアニメ制作会社「竜の子プロダクション(タツノコプロ)」の設立50周年を記念した展覧会「タツノコプロテン」が8月8日から、松屋銀座(東京都中央区)8階のイベントスクエアで行われる。会場デザインはブックデザイナーの祖父江慎さんが手がけた。肉筆原画や設定画を約300点を展示するほか、高さ2メートル弱で立体のヤッターワンやヤッターペリカンやドロンボー一味が乗る実物大の“おしおき自転車”も展示される。
ウナギノボリ
ついにクライマックス!「不適切にもほどがある!」
タツノコプロは、1962年に設立。65年に「宇宙エ−ス」、67年に「マッハGoGoGo」を手がけた。ほかに「昆虫物語みなしごハッチ」「ハクション大魔王」「新造人間キャシャーン」などの代表作がある。
展覧会は、同社の創業者で初代社長の吉田竜夫さんや、その弟で3代目社長の九里一平さんが描いた肉筆原画や、「ガッチャマン」「ヤッターマン」の設定画、「ハクション大魔王」「マッハGoGoGo」のセル原画などを展示。同社のアニメ第1号「宇宙エース」を映像で振り返る「タツノコプロ誕生」、ヒーローアクションアニメの資料を展示する「タツノコプロの真骨頂ヒーローたち」、タイムボカンシリーズのメカが集合する「タイムボカンシリーズ」、タツノコプロを設立した“吉田三兄弟”の歩みを紹介する「タツノコプロの歴史」など六つのコーナーで展開する。
祖父江さんが松屋銀座での展覧会で会場デザインを手がけるのは、09年の「追悼 赤塚不二夫展 | ギャグで駆け抜けた72年」、10年の「水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展」、11年の「アニメ化40周年 ルパン三世展」に続き、4回目。立体パネルや等身大人形などを用いた独特のデザインが好評で、今回はエントランスをガッチャマンのシルエットで演出する予定。
会期は8月8~20日の午前10時~午後8時(最終日は午後5時まで)。閉場時間の30分前まで入場可能。料金は一般1000円(前売り700円)、高校・大学生700円(同400円)。中学生以下は無料。(毎日新聞デジタル)
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