ドラゴンボール展:原画など300点を公開 悟空も「ワクワク」

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 鳥山明さんの大ヒットマンガ「ドラゴンボール」の完全新作劇場版アニメ「ドラゴンボールZ 神と神」(細田雅弘監督、30日公開)の公開を記念して展覧会「鳥山明 The World of DRAGON BALL」が27日、東京・日本橋の高島屋8階ホールでスタートした。鳥山さんの原稿、カラーイラスト、アニメのセル画など約300点を公開。原画の一部はこれまで公開されたものもあるが、多くは初公開となった。同日、行われたオープニングセレモニーには、主人公・孫悟空役の声優の野沢雅子さんと劇場版を手がけた細田雅弘監督が駆け付け、野沢さんは「ずーっと悟空と一緒に生活してきた私もワクワクした。(来場者は)ワクワクして帰っていただけると思います」とアピールした。

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 展覧会は、同作に登場するドラゴンボールが七つであることにちなみ、「全史」「キャラクター」「コミック原画ギャラリー」「アニメギャラリー」など七つのコーナーに分かれている。「コミック原画ギャラリー」には、第1話から、神龍の登場、超サイヤ人の覚醒(かくせい)、元気玉の発射、最終話まで名シーンの原画が一堂に会し、「キャラクター」コーナーでは、総勢400人を超えるキャラクターを一挙紹介。鳥山さんが劇場版新作のために描き下ろしたイラストの展示や野沢さんのインタビュー映像などの上映も行われている。4月15日までで、入場料は一般800円(前売り600円)、大学・高校生600円(同400円)、中学生以下は無料。

 野沢さんは、原画を見ながら「小さいころの悟飯は可愛いね」と懐かしがり、「特に印象に残っているシーン」を聞かれると「たくさんあるから選べないけど、強いていうなら、1話で悟空が魚をかついで出てくるシーンですね」と笑顔で語った。

 「ドラゴンボール」は週刊少年ジャンプ(集英社)で84~95年に連載された人気作。コミックスの累計発行部数は全世界で2億3000万部以上を誇り、11年間放送されたテレビアニメは平均視聴率20%以上を記録した。劇場版アニメ「神と神」は、鳥山さんが初めてアニメ版の脚本に協力。魔人ブウとの戦いが終わった後の“空白の10年”のエピソードが描かれ、悟空たちは破壊の神・ビルスと戦う。劇場版アニメの新作は96年公開の「最強への道」以来、17年ぶり。(毎日新聞デジタル)

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