俳優の八嶋智人さんが21日、東京・渋谷のパルコ劇場で行われた舞台「レミング~世界の涯(はて)まで連れてって~」の公開げいこに登場。けいこ後に行われた会見に出席した八島さんは、共演の常盤貴子さんとの絡みのシーンがないことを残念がり、反対に「僕は常盤さんに触るシーンを自分で作りました」と横で得意げに語る片桐仁さんに恨み顔。しかし、期待をこめて「今後はどうなるかわかりませんよ。(演出が)変わって、絡みもあるかもしれません。ポロリもあります!」と暴走気味に話し、「積極的に近づいていきたい!」とアピールするなど、常盤さんをあきれさせていた。
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同舞台は故・寺山修司さんが1979年に発表した「レミング」が原作で、主宰の劇団「天井棧敷」が1983年の最終公演で上演した作品。今回は、寺山さんの没後30年と同劇場の40周年を記念して、新解釈で劇団「維新派」を主宰する松本雄吉さんによる演出で上演される。東京都品川区の下宿に住むコックのタロ(八島智人さん)とジロ(片桐仁さん)、その畳の下には母親(松重豊さん)がいる。ある日、部屋の壁が消え、次々に奇妙な訪問者が訪れる……というストーリー。常盤さんは下宿に現れる女優の影山影子役で出演する。
今作で母親役を演じる松重さんは「内面的に女性的なものを持っているので、わりとすんなり……」と役作りの苦労がなかったことを語ると、八島さんも「楽屋が汚れていると片付けてくれたり、母性の塊!」と同意。また、今年19歳になる娘が舞台を見に来ることを明かし、「おぞましい父親の姿を見せて、世の中には不条理なことがあるということを教育の一環として見せられたら」と語り、笑いを誘っていた。(毎日新聞デジタル)
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