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11月21日(木)放送分
視聴率20%超が続くなど人気のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あまちゃん」の東京編では、能年玲奈さんが演じる主人公・天野アキが東京でアイドルとして奮闘する姿に加え、小泉今日子さんが演じるアキの母・春子がアイドルを目指していた過去が描かれている。若き日の春子を演じているのが有村架純さんだ。有村さんは、80年代に流行した松田聖子さんのようなヘアスタイルの“聖子ちゃんカット”で劇中に登場。「デビュー当時のキョンキョン(小泉さん)にそっくり」「可愛い」などと話題になっており、有村さんは「周りの人から昭和顔といわれるから、(聖子ちゃんカットの)カツラをかぶっても違和感がないのかなと思います……。自分の顔は好きではなかったけど、この顔のお陰で役をいただけて光栄です」と喜んでいる。春子を熱演中の有村さんに「あまちゃん」への思いを聞いた。(毎日新聞デジタル)
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「あまちゃん」は6月末までの故郷編では、岩手の架空の田舎町「北三陸市」を舞台に、東京で生まれ育ち、内気で引きこもりがちだった高校2年生のアキ(能年さん)が海女を目指すことになり、やがて“地元アイドル”として注目され、町おこしのシンボルとして駆り出されるようになる姿が描かれた。東京編は、2009年に東京でアイドルを目指すアキと、1984年にアイドルを目指して上京した春子の物語が交錯しながら進行する。
有村さんは1993年生まれの20歳で、兵庫県伊丹市出身。「監督は笑い方が(小泉さんに)似ていると思ってくれたみたい」という理由で、若き日の春子役に抜てきされたという。朝ドラに出演するのは初めてだが、これまでオーディションに参加した経験があるといい「今回こそ!という気持ちが強かったんです。今でも『あまちゃん』の一員になっていることが信じられなくて、ポワポワしています」と喜びを語る。
撮影当初は「小泉さんが演じる春子と違いがあるといけない……。小泉さんの足は引っ張れない!と思いました」と緊張気味だったようだが、小泉さんと話をする中で「私と小泉さんが考える春子が似ていて、不安要素がなくなりました」と変化があり、現在は伸び伸びと撮影に臨んでいるようだ。
故郷編では、有村さんは宮本信子さんが演じる春子の母・夏との共演シーンが多く、撮影に入るまで、宮本さんは有村さんのために何度も練習に付き合ってくれたという。特に、春子が夏に「上京したい」という強い気持ちをぶつけるシーンは練習を繰り返したといい、「すごく力をお借りしました。宮本さんと一緒に一つのシーンを作り上げていくという感覚が、すごくうれしかった。もっとプロとしての意識を高めないと!と改めて思いました」と感激した様子で話す。
朝ドラは気負いやプレッシャーがあったようだが、撮影が進む中で「今までの役作りでは足りないものがあった。(朝ドラに出演することで)役作りや表現方法で発見したことがあった。春子という役に出合えて自分自身が変わった」と成長を実感している様子。ドラマは今後、春子の過去が明らかになってくるが、有村さんは見どころを「春子はうまくいかなくて前に進めない。その心の葛藤が見どころだと思います。がむしゃらな感じが皆さんに伝われば」と真剣なまなざしで語った。
「あまちゃん」は、NHK総合で毎週月~土曜午前8時に放送中。(毎日新聞デジタル)
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