女優の常盤貴子さんが20日、脚本家・北川悦吏子さんが手がけたスペシャルドラマ「月に祈るピエロ」(CBC・TBS系、10月5日放送)の制作発表会見に北川さんらと登場。故郷で祖母、母と暮らす41歳の独身、主人公役を演じた常盤さんは「アラフォー女子にとっては痛いセリフ満載です。一番共感できたのは『年ばっかとってやんなっちゃう!』で、しょっちゅう言ってる」と意外な一面を告白。「セリフのまんま共感できる」と明かした常盤さんに、北川さんは「常盤さんでもそんなふうに感じるんですか」とびっくりしている様子だった。
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ドラマは北川さんの出身地、岐阜県が舞台で、遠く離れて住む男女が、一度も会うことなく心を徐々に通わせていく“大人の恋愛”を描く。主人公の玉井静流(しずる)が閉塞(へいそく)した日常生活の中で、何気ない言葉のやり取りから小さな優しさ、幸せをみつけ、新たな一歩を踏み出す……という展開で、静流が一度も会わず心を通わせる相手となる戸伏航(とぶせ・わたる)役を谷原章介さんが演じる。八千草薫さん、根岸季衣さん、宅間孝行さん、高橋由美子さんも出演する。
常盤さんと北川さんのコンビはこれまで、1995年放送の「愛していると言ってくれ」や00年放送の「ビューティフルライフ ~ふたりでいた日々~」(ともにTBS系)などのヒットドラマを生んできた。2人がタッグを組むのは、2010年9月11日放送の2時間ドラマ「お母さんの最後の一日」(テレビ朝日系)以来3年ぶり。
会見には、谷原さん、CBCの堀場正仁プロデューサーも出席。常盤さんは「ラブストーリーは若い子がやった方がそりゃ素敵だよねと思っている部分があった」と率直な思いを告白したが、台本を読み、「さすが北川悦吏子先生。くぅー! そうくるんだーと思った」と興奮したといい、仕上がりについて「大人のラブストーリーって堂々と言える。新しい大人のラブストーリーです」と紹介した。スペシャルドラマ「月に祈るピエロ」は、TBS系で10月5日午後2時~3時24分放送。(毎日新聞デジタル)
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