日本テニス協会強化副本部長でスポーツキャスターの松岡修造さんが21日、東京都内で行われた文部科学省主催のイベント「ESDフェスタ2014 in 東京」に、タレントで東京海洋大客員准教授のさかなクン、シンガー・ソングライターの白井貴子さんらとともに登場。白井さんが作詞・作曲したESDの歌「僕らは大きな世界の一粒の命」にあわせて、急きょ子供たちとダンスを踊った松岡さんは、汗だくになりながら「これだけ汗をかくイベントは初めて」と苦笑い。さかなクンは、「ギョギョ! 感動をともにさせていただいて、ものスッギョクうれしい!」と喜びながら、松岡さんの汗をタオルでぬぐっていた。
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ESDは、「持続可能な開発のための教育」の略称で、災害や環境問題、貧困といった課題について、身近なところから行動を起こす力を身につけることにより、解決につながる新たな価値観や行動を生み出し、それにより持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動のことを表している。
日本は、2002年の「持続可能な開発に関する世界首脳会議」でその重要性を提唱し、同年開催された国連第57回総会決議で2005~14年の10年を「国連ESDの10年」に定められた。今年が最終年ということから、11月には名古屋市、岡山市で「持続可能な開発のための教育に関するユネスコ世界会議」が開催される。この日のイベントは、同会議とESDの認知促進を目的として開催された。
イベントには、宇宙飛行士の山崎直子さん、上野通子文部科学大臣政務官、岡山市のイメージキャラクター「ミコロ」「ハコロ」、名古屋市の公式マスコットキャラクター「はち丸」らも登場。ESDのオフィシャルサポーターに就任した松岡さんは「感じることが大事」「体も心も変わるから姿勢よく」「迷ったら良心に聞け」と会場に集まった親子に熱弁をふるった。
貴重な宇宙での写真を披露した山崎さんは、「普段、皆さんは一人1日300リットルの水を使っていますが、宇宙では一日3リットルにしています。水をリサイクルできるように、4年前からおしっこを殺菌して飲み水にしているんですよ」とエピソードを紹介し、松岡さんらを驚かせていた。