なすび:懸賞生活を回顧 映画は「恵まれている」

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 バラエティー番組の企画で、かつて「懸賞生活」という”監禁生活”を送ったお笑いタレントのなすびさんが25日、東京都内で行われた映画「オールド・ボーイ」(スパイク・リー監督)のイベントにゲストとして登場。映画の感想を求められたなすびさんは「監禁経験者としては涙なくして見られなかった」と話し、原作で主人公が監禁中にギョーザを食べていたことに触れ、「(懸賞で)ギョーザは当たらなかったし、当たっても焼くためにフライパンも当てないといけないので食べられなかった。そういう意味では彼は恵まれている」と自身の過酷な懸賞生活を引き合いに出して笑いを誘った。

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 また、東日本大震災で被災した故郷の福島県の復興支援のため、昨年から挑戦しているエベレスト登頂計画を、今年の4月に断念したことについて「昨年と今年、2回連続で挑戦して失敗してしまったのですごく残念な思いはある」と吐露。「リベンジの思いはある。果たしていつできるのか、どういう形で達成できるのかはまだ全然思い描けていないが、胸の奥には秘めている」と再起への思いを表した。

 「(映画は)監禁がキーワードになっていて、謎解きや復讐(ふくしゅう)を果たしていく過程にいろんな伏線がちりばめられており、そこが面白いところ。監禁経験者だから分かる部分もあると思った」といい、会場を去る際には、出口のドアが開かないという“監禁”をネタにした芝居を披露し場を盛り上げた。

 同映画は、ジョシュ・ブローリン演じる主人公のジョー・デュセットがある日突然見知らぬ部屋に20年間にわたって“監禁”され、解放された後、自分を陥れた男を捜して奔走する……というストーリー。1996年から「漫画アクション」(双葉社)で連載されていたマンガ「ルーズ戦記 オールドボーイ」が原作で、同マンガは2003年に韓国で映画化されている。28日公開。

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