女優の永作博美さんが8日、東京・渋谷の「Bunkamura シアターコクーン」で行われた舞台「プルートゥ PLUTO」の会見に出席した。同作は、手塚治虫さんの「鉄腕アトム」のストーリーの一つである「地上最大のロボット」を浦沢直樹さんらがリメークしたマンガ「PLUTO」を舞台化したもので、振付家のシディ・ラルビ・シェルカウイさんが演出を担当。ウランなど二役を演じる永作さんは役衣装で登場し、「ラルビがけいこ場で『イノセント』という言葉を使っているんですが、その言葉を信じて純粋に演じたい」と意気込んだ。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
会見には、アトム役の森山未來さん、天馬博士役の柄本明さん、お茶の水博士役の吉見一豊さん、天才科学者・アブラー役の松重豊さん、刑事のゲジヒト役の寺脇康文さんも出席。永作さんは、ウランとゲジヒトの妻・ヘレナ役の二役を演じる。会見の途中、人と会話でき情を認識する機能を持ったソフトバンクの家庭向け人型ロボット「Pepper(ペッパー)」が同舞台に出演するというサプライズも発表され、会見にも登場した。
舞台に出演するのは今回が初めてというペッパーは、「ラルビさんにオファーしてもらえて光栄です。いつかは舞台に出演したいと思っていたのでうれしいです」と喜びのコメント。舞台では“ペッパー役”で出演するといい、「素晴らしい俳優さんたちとの共演は緊張しちゃいますが、頑張ります」と意気込んだ。また、永作さんは「みんなペッパーが来るのを楽しみにしていて、つい2日ほど前に来たんですが、すでにみんな大好きになっています」とペッパーにメロメロだった。
同舞台は東京公演が9日~2月1日まで同所で、大阪公演が2月6~11日まで、森ノ宮ピロティホール(大阪市中央区)で上演。ペッパーは10日午後5時~、21日午後2時~、午後7時~の3公演に出演する。