子宮頸(けい)がんのため、14日に死去したロックバンド「シーナ&ロケッツ」のボーカルを務めたシーナ(本名・鮎川悦子)さん(享年61)の通夜が18日、東京都世田谷区の森巌寺開山堂で営まれた。ロック歌手の内田裕也さんや元BLANKEY JET CITYの浅井健一さん、俳優の浅野忠信さんや中村獅童さんら関係者やファンら2000人が続々と駆け付けた。
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森巌寺はシーナさんが36年住み、愛したという下北沢にあり、バラやユリの花で彩られた祭壇には、昨年5月に撮影されたという、シーナさんが明るい表情でポーズをとる遺影とともに、「シーナ&ロケッツ」のフラッグやステージ衣装、マイクスタンド、本人のイラストなどゆかりの品々が飾られ、同バンドの楽曲が流れる中、参列者はシーナさんに最後の別れを告げた。
喪主を務めた同バンドのギタリストで夫の鮎川誠さんは「僕たちシーナ&ロケッツは(1人減って)3人になりますが、僕たちはシーナと一緒にぶっ飛ばしていきます」と声を震わせながらあいさつ。「オーケー! ヒアカム、クイーン・オブ・ロックンロール・ハート、シーナ! ありがとう! バーイ!」と気丈に別れの言葉を語った。
◇主な参列者(敬称略)
内田裕也、浅野忠信、中村獅童、浅井健一、海援隊(武田鉄矢、中牟田俊男、千葉和臣)、石橋凌、ウルフルケイスケ、うじきつよし、ブラザー・コーン、崔洋一、白竜、モト冬樹、甲本ヒロト、怒髪天・増子直純、寺田恵子、細野晴臣