吉川晃司:50歳を迎え「今後は骨折をしないようにしたい」 ライブDVD発売前日にトークショー

50歳の誕生日にトークショーを行った吉川晃司さん
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50歳の誕生日にトークショーを行った吉川晃司さん

 歌手の吉川晃司さんが18日、TOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)で行われた映像作品「KIKKAWA KOJI 30th Anniversary Live “SINGLES+ RETURNS”」(19日発売)の先行上映会後にトークショーを行った。当日50歳の誕生日を迎えた吉川さんは「50にして天命は……分かりません」と言って笑い、サプライで誕生日ケーキが登場し、ファンからバースデーソングで祝福されると、「ありがとうございます」と照れくさそうに喜んだ。50歳を迎えた心境について「あまり意識はしてなかったけど、いろんな人に声を掛けられ、50歳は人生において大きいことなんだなと」と実感したといい、「今後はできる限り骨折をしないようにしたい」と自虐的なコメントで笑いを誘った。

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 今年3月に映画出演のために東京都内でオートバイの練習をしている際、転倒して左足関節外果骨折した吉川さん。「骨はくっついているけど、(骨折した足の)筋肉が細くなっているから、動きを取り戻すには来年ぐらいまではかかる」と現状を説明し、「その間は芝居をやろうかなと思って、それで最近、芝居付いている」とジョークを交えつつ、俳優として複数の作品に出演する予定があることを明かした。

 映像作品の内容について吉川さんは「骨折したことによるマイナス面もあったけど、プラス面もあった」と切り出し、「ミュージシャンやスタッフのみんなが高いコンセントレーションでいつもより素晴らしい部分もあったので、そうでなければ発売はしなかった」と完成度に自信をのぞかせた。

 アンケートコーナーには、吉川さんのツアーバンドメンバーであるギタリストのEMMAさんも登場。バンドメンバーやスタッフに吉川さんに関して、さまざまなアンケートを実施し、その回答を見ながらトークを繰り広げた。吉川さんとEMMAさんの初対面での出来事も語られると、吉川さんが「一緒にやろうと声を掛けたのに(EMMAさんに)二度断られた(笑い)」と暴露して会場を驚かせた。

 トークショーの最後には、今後の活動について、「シンバルを蹴るためにやっているわけではないけど、ちゃんとできるようになったらまたバンバンやらせてもらうので、今年はどうか勘弁してやってください」と吉川さん。そして、「足が治るまでは芝居の方をやりつつ、レコーディングをしておいて、来年はニューアルバムでツアーをできればなと」と抱負を語ると、会場からは拍手が巻き起こった。映像作品「KIKKAWA KOJI 30th Anniversary Live “SINGLES+ RETURNS”」はブルーレイディスク(BD)が6500円(税抜き)、DVDが5500円(税抜き)で発売中。(遠藤政樹/フリーライター)

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