女優の有村架純さんが6日、東京都内で行われたWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW　海に降る」（10日から放送）の完成披露試写会に、主要キャストとともに登場した。有村さんは今作で共演した女優の板谷由夏さんが「憧れの女性」といい、「撮影現場は男性陣が多かったんですけど、板谷さんは、いてくれるだけでホッとするというか、心地よくて……」と印象を語ると、板谷さんに向け「大好きです」と生告白した。

あなたにオススメ

朝ドラ「ばけばけ」徹底特集！　高石あかりがヒロインに

　板谷さんは、有村さんの言葉に「告白されちゃった」と照れ笑いし、「やっぱり彼女の世代はパワー、目には見えない力を持っているので、（撮影では）それについていこうと思っていました」と撮影を振り返った。

　今回、連続ドラマ初主演で、有人潜水調査船「しんかい6500（6K）」の日本人初となる女性パイロット・天谷深雪役を演じた有村さん。深雪は「たくましくて、男気があって、カッコいいなって素直に思わせてくれる役」で、「自分としては主演っぽいようなことはできなかったんですが、とにかくいい作品にしようという思いで、走り切ることができました」と充実の表情を浮かべた。試写会には有村さん、板谷さんのほか、時任三郎さん、井上芳雄さんも登場した。

　「海に降る」は、朱野帰子さんの小説が原作。海洋科学に関する研究機関「JAMSTEC」（海洋研究開発機構）を舞台に、有村さん扮（ふん）する深雪が、父の遺志を受け継ぎ、組織の中で奮闘しながら、深海の謎に命を懸けて挑む……という物語で、ドラマは全編4K収録を行い、深海の美しさを追求。監督は「夜行観覧車」（TBS系）などの山本剛義さんが務め、撮影はJAMSTECが全面協力。WOWOWプライムで10日から毎週土曜午後10時に放送。全6話。初回は無料放送。