ダンス&ボーカルグループ「EXILE」の黒木啓司さんが16日、東京都内で行われた初主演映画「クロスロード」(28日公開)の完成披露試写会に登場した。青年海外協力隊をテーマにした映画で、主人公の沢田樹を演じた黒木さんは、「主演っぽくはなかったかもしれないけれど、スタッフや共演者に支えられながらやり切れた」と振り返り、「もっと演技を勉強したいという気持ちが芽ばえ、役者として頑張っていきたい」と俳優業に意欲を見せた。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
黒木さんが演じる沢田は、ボランティア活動に懐疑心を抱きながらも自分を変えようと協力隊に参加するという役どころだが、「若いときには反抗期があって年を重ねることで親のありがたみが分かってくるといった、誰しもが通ってくるような感じで沢田樹を演じた」と役作りを明かし、「沢田は人懐っこい部分もあって、海外に行っても身ぶり手ぶりで仲よくなったりするタイプである自分と似ているかなと」と役柄との共通点を語った。
完成披露試写会には、共演の渡辺大さん、すずきじゅんいち監督のほか、今作を応援するため協力隊員としての赴任経験を持つ人気作家の湊かなえさん、小池百合子衆議院議員も出席。「(湊さんの)大ファンで、僕の熱烈オファーで来ていただきました」と黒木さんが念願の対面を喜ぶと、湊さんは「(黒木さんと渡辺さんのようなメンバーが)もし実際に協力隊にいたら幸せだったろうなと思う(笑い)」と話し、会場は笑いに包まれた。さらに小池議員も「EXILEのファンでライブにも何度も行かせてもらっている」と打ち明け、会場を沸かせた。
黒木さんの演技について、すずき監督は「映画の面白さや醍醐味(だいごみ)は俳優さんがどんどん変わっていくということで、黒木さんの演技が日々よくなっていく成長を見て、そのことを久々に感じた」と絶賛し、「映画を見ていれば分かると思うし、どんどん黒木さんの魅力に引きつけられるのでは」と太鼓判を押した。聞いていた黒木さんは「ありがとうございます」と照れくさそうに一礼した。
舞台あいさつ後に行われた会見で、黒木さんは渡辺さんの印象を、「(フィリピンの)お土産屋がどこにあるか下調べもばっちりで、現地のスタッフともすぐ仲よくなっていたし、僕にも気さくに話し掛けてくれた」と語り、「最終日には(ロケ先の)バギオのクラブで朝まで飲み、生演奏をバックに民族の踊りを一緒に踊ったりした」と飲み明かしたことを告白。すると渡辺さんは「クラブといってもチャラい感じではない」と補足し、「ダニアレルギーで3日間寝られなかったので、(黒木さんに)朝まで付き合ってもらったということです」と慌てた様子で状況を説明し、会場には笑いが巻き起こった。
「クロスロード」は、ボランティア活動に懐疑的ながら秘めた熱い思いを持つ隊員・沢田樹(黒木さん)と体より先に頭で考えてしまう隊員・羽村和也(渡辺さん)との対立を軸に、青年海外協力隊の活動を通じて成長していく若者たちの姿を描く。映画は28日から公開。(遠藤政樹/フリーライター)
11月20日に初フォト&エッセー「瞳のまにまに」(講談社)を発売したテレビ東京の田中瞳アナウンサー。「視聴者の皆さんはもちろん、制作側にも信頼されるアナウンサーになりたい」と語る…
テレビ東京系の人気バラエティー番組「モヤモヤさまぁ~ず2(モヤさま)」(土曜午前11時半)の4代目アシスタントや、経済ニュース番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(月~木…
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のアニメ「呪術廻戦」のテレビアニメ第2期「懐玉・玉折」に登場する高専時代の五条悟らをデザインし…
タレントの黒柳徹子さんの著書「窓ぎわのトットちゃん」(講談社)が、「最も多く発行された単⼀著者による自叙伝」として12月14日、ギネス世界記録に認定された。1981年3月6日に刊…
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第32回「小牧長久手の激闘」が、8月20日に放送される。家康(松本さん)は秀吉(ムロツヨシさん)側の1…