マンガ新連載:「アルキメデスの大戦」 「ドラゴン桜」作者初の「戦争」「歴史」もの 「代表作と確信」

三田紀房さんの新作「アルキメデスの大戦」
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三田紀房さんの新作「アルキメデスの大戦」

 雑誌やウェブで始まった注目作を取り上げる「マンガ新連載」。人気マンガ「ドラゴン桜」などで知られる三田紀房さんの新作「アルキメデスの大戦」が、21日発売の「ヤングマガジン」52号で始まった。

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 1933年の太平洋上にいた空母・赤城で、艦載機の発着訓練が行われていた。司令長官の山本五十六は、部下から大型戦艦の建造計画への期待を告げられると「戦艦などいらぬ」「いるのは空母」と言い切る。だが機動性重視の艦艇を望む山本五十六の意向に反して、建造計画会議では、“時代遅れ”の大型戦艦を押す保守派との激論が展開される……というストーリーだ。

 ◇講談社 ヤングマガジン編集部 小林伸裕

 高校野球マンガ「砂の栄冠」完結から、すぐに取りかかった新連載への準備。三田先生が選んだのは作家人生“初”の「戦争」「歴史」ジャンルへの挑戦。綿密な打ち合わせと取材を重ね、満を持して連載開始となります。しかしその準備期間は数えてみればわずか4カ月。「モーニング」で「インベスターZ」を週刊連載しながら、この短期間でここまで密度の濃い大作に仕上がったのは、他ならぬ三田先生自身が、歴史への深い知識と洞察、そして今回の作品への並々ならぬ熱意を有していたからです。

 担当のお願いとして、絶対にまず2話まで読んでいただきたいです。壮大な世界観を予感させる1話と、物語の骨幹を成す2話を読んでいただければ、これが三田先生の代表作になるという確信を得ていただけると信じております。

 もう一つ、今作は「巨大軍艦」がテーマになっておりますが、恐らく誰も予想もつかない出来事から着想を得ており、それは作品の裏テーマにもなっています。いずれ明らかになると思いますので、楽しみにしていただきながら、まずは真正面からこの珠玉のエンターテインメントを堪能していただければ幸いです。

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