タレントのタモリさんが「万年筆が最も似合う著名人」を選出する「万年筆ベストコーディネイト賞2015」を受賞。東京都内で24日、行われた表彰式には、スケジュールの都合で欠席したものの「本当にありがとうございます。本日は出席できなくて申し訳ございません」と音声メッセージを寄せ、万年筆への思いを語った。
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音声メッセージでタモリさんは、「筆不精」で、60歳を過ぎてから手紙を書き始めるようになったと明かし、「そのときに万年筆で書こうと思って、2、3(の万年筆を)試している。ここ10年くらい万年筆に興味がある」とコメント。「長年書いていないので、誤字脱字が多くて、1枚書くのに2時間くらい要する。また筆不精になってきていますが、なるべく万年筆で手紙を書いて相手に気持ちを伝えたいと思っております。遅まきながら」と話していた。
「万年筆コーディネイト賞」は、日本輸入筆記具協会などの主催で今年で12回目。一般投票によって選出された「一般選出部門」で、タモリさんのほか、僧侶で作家の瀬戸内寂聴さん、子役でフィギュアスケーターの本田紗来ちゃんが受賞。前年度受賞者が今年度の受賞者を選出する「前年度受賞者選出部門」で、女優の松坂慶子さん、バレリーナの吉田都さん、元プロテニスプレーヤーの杉山愛さんが受賞した。
寂聴さんは、副賞でもらった万年筆を手に「これで今書いている小説の続きを書きます」と笑顔。9月にがん手術を受けたが、術後の体調は「完全とはいいませんが、ずいぶんよくなりました」といい、「死に損なって命をいただいたから、そのことを振り返って小説を書いています。93歳で現役で小説を書いたことのある人はいないので、仕上げたい」と意気込み。一方、最年少8歳の紗来ちゃんは「大きくなったら、真凛お姉ちゃんや望結お姉ちゃんみたいにジャンプをいろいろ飛んで、オリンピックに出て金メダルをとりたいです」と将来の夢を語っていた。
授賞式には、タモリさんを除く受賞者が出席。昨年度受賞者の作家の畑正憲(ムツゴロウ)さん、作家の林真理子さん、元女子モーグル日本代表の上村愛子さんもプレゼンターとして登場した。