コミケ89:日本最大の同人誌即売会開幕 寒空の中で長蛇の列

「コミックマーケット89」に参加するため、寒空の中で早朝から長い列を作る来場者
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「コミックマーケット89」に参加するため、寒空の中で早朝から長い列を作る来場者

 日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)89」が29日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。気象庁が発表した東京都内の最低気温は2度だったが、限定グッズや同人誌を求める来場者らが早朝から列を作った。警察からの「非常に強い警備強化要請」を受けて、人気マンガ「黒子のバスケ」の関連団体に脅迫状が送られた2012年冬のコミケ83以来、3年ぶりに手荷物検査を実施。物々しい雰囲気の中でのスタートとなった。31日まで。

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 コミケは、1975年に始まったマンガや小説・ゲーム・音楽などを扱った同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。2014年冬は期間中に約56万人、2015年夏は約55万人を集めた。

 初日は、「テニスの王子様」や「銀魂」などのマンガ、「タイガー&バニー」や「ガンダム」などのアニメを扱うサークルが出展する。企業ブースには、初参加となる「丸井グループ」、昨年冬に続き2回目の出展となるNHKなど130の企業・団体が出展。会場限定グッズや先行販売グッズが手に入ることもあり、開場前から大勢の来場者が寒さに耐えながら列を作った。 

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